- 投稿日: 2026/06/10
- 更新日: 2026/06/25
分岐水栓の取り付け方完全ガイド|DIYで食洗機・浄水器を設置する手順と注意点
食器洗い乾燥機や浄水器を新たに設置する際に必要になるのが「分岐水栓」です。「業者に頼むと費用が高い…」「自分で取り付けられるなら挑戦したい」と考える方も多いのではないでしょうか。実は分岐水栓の取り付けは、正しい手順と道具さえあれば自分でDIYできる作業です。この記事では、分岐水栓の選び方から取り付け手順、注意点までを詳しく解説します。
目次
分岐水栓とは?基本を理解しよう
まずは分岐水栓の役割と仕組みを知っておきましょう。
分岐水栓の役割
分岐水栓とは、既存の蛇口に取り付けて水の流れを分岐させる器具のことです。これを設置することで、蛇口からの水を以下のような家電に分けて供給できます。
・食器洗い乾燥機
・浄水器
・湯沸かし器
・洗濯機(一部)
分岐水栓の構造
分岐水栓は蛇口本体と一体化し、レバーやボタンで通常の蛇口と分岐先への給水を切り替えられる構造になっています。水道工事不要で取り付けられるのが大きな魅力です。
DIY取り付けは可能?
結論から言うと、家庭用の分岐水栓は基本的にDIYで取り付け可能です。ただし、蛇口の種類によって難易度が変わるため、事前の確認と準備が重要です。
分岐水栓選びの重要ポイント
取り付けで最も大切なのが、自宅の蛇口に適合する分岐水栓を選ぶことです。
蛇口の型番を確認する
分岐水栓は蛇口メーカーや型番ごとに対応品が異なります。間違えると取り付けられないので、必ず以下を確認してください。
・蛇口メーカー(TOTO、LIXIL、KVK、グローエなど)
・蛇口の型番(蛇口本体や根元に記載)
・蛇口のタイプ(シングルレバー混合栓、ツーハンドル混合栓など)
主要メーカーと適合分岐水栓
家電メーカー(パナソニックなど)の公式サイトでは、蛇口型番から適合する分岐水栓を検索できるツールが提供されています。購入前に必ず適合確認を行いましょう。
分岐水栓の購入場所
分岐水栓は以下の場所で購入できます。
・家電量販店
・ホームセンター
・ネット通販(Amazon、楽天など)
・メーカー直販
価格は5,000円〜20,000円程度が一般的です。海外メーカーの蛇口の場合は3万円以上することもあります。
取り付けに必要な道具
作業をスムーズに進めるために、以下の道具を揃えておきましょう。
必須の道具
・モンキーレンチ(大小2本):ナットの取り外し・締め付け
・プラスドライバー・マイナスドライバー
・六角レンチセット:蛇口のネジ用
・タオル(数枚):水漏れ拭き取り用
・バケツ:残水受け
・ゴム手袋
あると便利な道具
・ウォーターポンププライヤー
・シールテープ(水漏れ防止用)
・蛇口外し専用工具
・懐中電灯(暗い場所用)
・カメラ・スマホ(作業前の記録用)
分岐水栓の取り付け手順
ここからは実際の取り付け手順を解説します。一般的なシングルレバー混合栓を例にしていますが、機種により異なる場合もあるため、必ず付属の説明書を確認してください。
手順1:止水栓を閉める
作業を始める前に、必ずシンク下にある止水栓を閉めて水を止めます。お湯と水、両方の止水栓を閉めてください。マイナスドライバーで時計回りに回します。
手順2:蛇口の水を抜く
止水栓を閉めた後、蛇口を開いて配管内に残っている水を出し切ります。お湯側・水側両方とも忘れずに。
手順3:レバーハンドルを外す
蛇口上部のキャップを外し、ネジを緩めてレバーハンドルを取り外します。部品をなくさないよう小皿などにまとめておくと安心です。
手順4:カートリッジ押さえを外す
モンキーレンチでカートリッジ押さえのナットを反時計回りに回して外します。固い場合は無理せず、ゆっくり力を加えましょう。
手順5:カートリッジを取り出す
蛇口内部のカートリッジを慎重に引き抜きます。この時、カートリッジの向きや位置を覚えておくことが重要です。スマホで写真を撮っておくと後で困りません。
手順6:分岐水栓を取り付ける
取り出したカートリッジの代わりに、分岐水栓をセットします。
1. 分岐水栓本体を蛇口の穴に挿入
2. 向きを正しく合わせる
3. ナットで固定
4. カートリッジを分岐水栓の上部に戻す
5. カートリッジ押さえを締める
6. レバーハンドルを元に戻す
手順7:分岐側のホースを接続
分岐水栓の側面(または下部)にある接続口に、食洗機などのホースを取り付けます。パッキンが正しい位置にあるか必ず確認してください。
手順8:止水栓を開ける
すべての取り付けが完了したら、止水栓をゆっくり反時計回りに回して開きます。一気に開かないのがポイントです。
手順9:水漏れチェック
水を流して、以下のポイントから水漏れがないか確認します。
・分岐水栓本体
・ホースの接続部
・レバーハンドルの根元
・止水栓周辺
水漏れがある場合は、止水栓を閉めて該当箇所を締め直しましょう。
取り付け時のよくあるトラブルと対処法
DIYで分岐水栓を取り付ける際によく起こるトラブルを紹介します。
ナットが固くて回らない
長年使用された蛇口は、ナットが固着していることがあります。
・潤滑剤(CRC-556など)を吹き付けて数分待つ
・モンキーレンチに延長パイプをかけて力を加える
・お湯で温めて金属を膨張させる
それでも回らない場合は、無理せず業者に相談しましょう。
水漏れが止まらない
取り付け後の水漏れは、以下が原因の可能性があります。
・パッキンの装着忘れや位置ずれ
・ナットの締め付け不足
・逆に締め付けすぎでパッキンが変形
・シールテープの巻き方が不適切
分岐水栓が適合しない
購入した分岐水栓が蛇口に合わなかった場合は、無理に取り付けず、購入店で交換してもらいましょう。型番をもう一度確認することが大切です。
蛇口を傷つけてしまった
工具で蛇口を傷つけてしまうトラブルもあります。モンキーレンチを使う際は、布を当ててから挟むなどの工夫をしましょう。
DIY取り付けのメリット・デメリット
自分で取り付けるか業者に頼むかの判断材料にしてください。
DIYのメリット
・取り付け費用を節約できる(10,000円〜15,000円の節約)
・好きなタイミングで作業できる
・自宅の設備に詳しくなる
・達成感がある
DIYのデメリット
・取り付けに時間がかかる(初心者で1〜2時間)
・水漏れトラブルのリスクがある
・蛇口を傷つける可能性
・適合品の判断が難しい場合がある
・万一のトラブル時に保証されない
業者に依頼する場合の費用相場
DIYが難しいと感じる場合は、無理せず業者に依頼しましょう。
業者依頼の費用
・分岐水栓本体:5,000円〜20,000円
・取り付け工賃:8,000円〜15,000円
・合計:13,000円〜35,000円
家電量販店で食洗機を購入する際にセットで依頼すると、割引が適用されることもあります。
業者依頼がおすすめのケース
・蛇口が特殊な海外メーカー製
・賃貸物件で原状回復が必要
・水回りの作業に自信がない
・古い蛇口で部品の固着がひどい
・万が一の保証が欲しい
分岐水栓取り付け時の注意点
安全に作業するため、以下の点に注意してください。
賃貸物件は事前に確認
賃貸住宅の場合、勝手に分岐水栓を取り付けると原状回復の費用が発生する可能性があります。事前に管理会社や大家さんに相談しましょう。
説明書を必ず確認
分岐水栓には必ず取扱説明書が付属しています。製品ごとに細かな違いがあるため、作業前に説明書を最後まで読んでから始めてください。
無理は禁物
「あと少しで取れそう」と無理に力を加えると、蛇口や配管を破損する恐れがあります。難しいと感じたら早めに業者に切り替えましょう。
取り外した部品を保管する
将来、食洗機を撤去する際や引っ越し時のために、取り外したカートリッジや部品は大切に保管しておきましょう。
まとめ
分岐水栓の取り付けは、適合品を正しく選び、手順通りに作業すればDIYで十分可能な作業です。費用を抑えられる上に、自宅の設備への理解も深まります。ただし、無理は禁物。蛇口の型番確認を怠ったり、固着した部品を強引に外そうとすると思わぬトラブルになります。少しでも不安があれば業者に依頼するのが賢明です。この記事を参考に、安全に分岐水栓を取り付けて、快適なキッチンライフを実現してください。









