- 投稿日: 2026/10/16
- 更新日: 2026/10/13
パロマ給湯器の故障!症状別の原因・エラーコード・対処法を徹底解説
「パロマの給湯器からお湯が出ない」「エラーコードが表示されて使えない」給湯器のトラブルは突然やってきて、特に冬場は生活に大きな影響を与えます。でも、慌てる前に症状と原因を正しく理解すれば、適切な対処ができるはずです。
この記事では、パロマ給湯器のよくある故障症状、エラーコードの意味、自分でできる対処法、修理と交換の判断基準、費用相場まで詳しく解説していきます。
目次
パロマ給湯器の特徴
国内大手メーカーの信頼性
パロマは名古屋に本社を置く老舗ガス機器メーカーで、創業100年を超える歴史を持ちます。給湯器の分野では国内トップクラスのシェアを誇り、高い耐久性と安全性で知られています。
給湯器の寿命
パロマ給湯器の一般的な寿命は10〜15年です。メーカーが設定している設計標準使用期間も10年とされており、この期間を超えると故障のリスクが高まります。
部品の供給期間
給湯器の修理に必要な部品の保有期間は、製造終了から約10年です。10年以上経過したモデルは、修理したくても部品がないケースもあります。
パロマ給湯器のよくある故障症状
お湯が出ない・水しか出ない
最も多いトラブルで、原因は多岐にわたります。
・ガスの供給停止(ガスメーターの安全装置作動など)
・給湯器本体の故障
・電源が入っていない
・配管の凍結(冬場)
・給水バルブが閉まっている
まずはリモコンの電源とガスの供給を確認しましょう。
お湯の温度が安定しない
熱くなったり冷たくなったりを繰り返す場合、給湯器内部の部品劣化が疑われます。
・水量センサーの故障
・ガス比例弁の不具合
・温度センサーの故障
設置から10年近く経過していれば、寿命の可能性も。
追い焚きができない
浴槽のお湯を温め直せない症状。
・循環ポンプの故障
・循環金具のフィルター詰まり
・基板の不具合
・ふろ配管の詰まり
異音がする
給湯器から通常とは異なる音がする場合は要注意。
・「ピー」という音:安全装置作動
・「ゴー」という大きな音:燃焼異常
・「ガタガタ」:ファンや配管の異常
・「ボン!」という爆発音:非常に危険、すぐに使用中止
水漏れしている
給湯器本体や配管から水漏れする原因:
・パッキンの劣化
・配管の破損
・熱交換器の損傷
・圧力逃がし弁からの正常な排水(異常ではない場合も)
エラーコードが表示される
リモコンに数字が表示される現象。原因を特定する重要な手がかりです。
パロマ給湯器の主なエラーコード
エラーコード11:着火不良
点火しようとしてもガスに火がつかない状態です。
・ガスが来ていない(ガス栓の確認)
・ガスメーターの安全装置作動
・長期間使用していなかった場合によく発生
まずはガスコンロが使えるかチェックして、ガスの供給状況を確認しましょう。
エラーコード12:途中失火
使用中に火が消えてしまう症状。
・ガス圧の低下
・燃焼ファンの異常
・排気の問題
電源リセットで一時的に復帰することもあります。
エラーコード61:ファンモーター異常
給湯器内部のファンに不具合がある状態。
・ファンの劣化や故障
・ホコリや汚れの詰まり
修理が必要なケースが多いです。
エラーコード71:ガス比例弁異常
ガスの供給量を調整する部品の故障。
・基板や電磁弁の不具合
基本的に業者修理が必要です。
エラーコード88:点検時期のお知らせ
エラーではなく、使用開始から約10年が経過したことを知らせる表示です。
・故障の予兆ではないが、点検推奨
・交換を検討する時期のサイン
・使用自体は可能だが、安全のため点検依頼を
エラーコード111・112:凍結
冬場に多いエラーで、配管の凍結が原因。
・気温が氷点下になる地域で発生
・自然解凍を待つのが基本
・熱湯をかけるのは絶対にNG
その他のエラーコード
パロマ給湯器には他にも多数のエラーコードがあります。取扱説明書や公式サイトで意味を確認し、適切な対応を取りましょう。
自分でできる対処法
対処1:電源をリセットする
最も簡単で効果的な対処法が電源リセットです。
1. リモコンの電源をOFF
2. 給湯器本体のコンセントを抜く(5分程度)
3. コンセントを差し込む
4. リモコンの電源をON
5. 動作確認
一時的なエラーなら、これで解消することが多いです。
対処2:ガスメーターの復帰
ガスメーターの安全装置が作動している場合の対処法:
1. ガスメーターの位置を確認
2. 赤いランプが点滅していることを確認
3. 復帰ボタンを押す
4. 約3分間待つ
5. ガス機器の使用を再開
地震後や長期不在後によく発生します。
対処3:給湯器の設定を確認
基本的なチェックポイント:
・給湯温度が低くなっていないか
・水やお湯のどちらに設定されているか
・給水バルブが開いているか
・ガスの元栓が開いているか
家族が設定を変更している可能性もあるので確認しましょう。
対処4:凍結の解消
冬場の凍結対策:
1. 自然解凍を待つ(数時間)
2. 配管にぬるま湯(40度以下)をゆっくりかける
3. タオルを巻いた上から行うと効果的
熱湯や火気は絶対に使用しないでください。
対処5:フィルターの清掃
給水口や風呂フィルターの詰まりが原因の場合:
1. 電源を切る
2. フィルターを取り外す
3. 歯ブラシなどで汚れを除去
4. 水で洗い流す
5. 元に戻す
修理と交換の判断基準
修理が適しているケース
以下の条件に当てはまる場合は、修理で対応するのが現実的です。
・設置から5年未満
・故障箇所が1箇所に限定
・修理費用が10万円以下
・保証期間内である
・部品の在庫がある
交換を選ぶべきケース
以下の場合は交換がおすすめ:
・設置から10年以上経過
・修理費用が10万円以上
・複数箇所で不具合が出ている
・エラーコード88が表示
・部品の生産が終了
10年以上経過した給湯器は、修理より交換のほうが長期的にお得になることが多いです。
危険な症状はすぐに使用中止
以下の症状がある場合は、すぐに使用を中止して業者に連絡してください。
・ガス臭い
・異常な爆発音
・黒い煙や異常な炎
・異常な熱さ
一酸化炭素中毒や火災の危険があります。
修理・交換の費用相場
修理費用の目安
パロマ給湯器の修理費用:
・軽度の修理・調整:8,000円〜20,000円
・センサー類の交換:15,000円〜30,000円
・基板交換:30,000円〜60,000円
・熱交換器交換:50,000円〜100,000円
出張費や診断料が別途かかる場合もあります。
交換費用の目安
給湯器交換の総額(本体+工事費):
・給湯専用:100,000円〜180,000円
・オート(自動湯張り):150,000円〜230,000円
・フルオート(自動湯張り+追い焚き+自動保温):180,000円〜300,000円
・エコジョーズ(高効率型):200,000円〜350,000円
複数の業者から見積もりを取ることが大切です。
補助金制度の活用
給湯器の買い替えには、国や自治体の補助金が利用できる場合があります。
・給湯省エネ事業(エコジョーズなど高効率型対象)
・自治体独自の補助金
数万円〜10万円以上の補助が受けられることもあるので、必ず事前に確認しましょう。
業者選びのポイント
複数業者から相見積もり
給湯器の修理・交換は高額になりがちです。最低でも3社から見積もりを取り、価格と内容を比較しましょう。
資格・許可を確認
・ガス機器設置スペシャリスト(GSS)
・液化石油ガス設備士
・ガス可とう管接続工事監督者
これらの資格を持った業者は信頼性が高いです。
保証内容をチェック
・工事保証:1〜10年
・メーカー保証:標準は1〜2年、延長保証は10年まで可能
長期保証があると、万が一の時も安心です。
口コミ・評判を確認
ネット上の口コミ、Googleの評価、知人の紹介など、第三者からの評価を参考にして悪徳業者を避けましょう。
給湯器を長持ちさせるポイント
定期的な点検
・設置から7〜8年目でメーカー点検を受ける
・異常がなくても早めの点検で予兆を発見
・エラーコード88が出たら必ず点検依頼
凍結予防
冬場の凍結予防策:
・水抜きをする(長期不在時)
・保温材で配管を覆う
・水を少量出しっぱなしにする
・凍結防止ヒーターの活用
適切な使い方
・急激な温度変更を避ける
・使用後は必ず電源OFF
・給湯器周辺に物を置かない(排気の妨げになる)
・入浴剤は給湯器対応のものを使う
定期的な清掃
・フィルターの定期清掃
・給湯器周辺のホコリや落ち葉を除去
・給気口・排気口を塞がない
パロマのサポート体制
お客様相談窓口
パロマにはお客様相談室があり、電話で故障相談ができます。平日と土日祝で窓口が異なるため、公式サイトで確認しましょう。
修理依頼の流れ
1. お客様相談室に電話または公式サイトから修理依頼
2. 症状とエラーコードを伝える
3. サービスマンの訪問日程を調整
4. 現地で診断と見積もり
5. 修理実施または交換提案
公式サイトの活用
パロマ公式サイトには、エラーコード一覧や故障診断のページが用意されています。業者を呼ぶ前に、まずは公式サイトで症状を調べてみると解決の糸口が見つかることもあります。
まとめ
パロマ給湯器のトラブルは、エラーコードから原因を特定し、適切に対処することが大切です。電源リセットやガスメーターの復帰、設定確認など、自分でできる対処法で解決するケースも少なくありません。
ただし、設置から10年以上経過している、修理費用が高額、複数箇所で不具合が出ている場合は、修理より交換のほうが長期的にお得になることが多いです。特にエラーコード88が表示されたら、点検や交換を検討する時期のサインと考えましょう。
危険な症状(ガス臭、異音、黒煙など)がある場合は、絶対に使用を続けず、すぐに業者に連絡することが命を守る最優先事項です。
日頃からの定期点検、冬場の凍結対策、適切な使い方を心がけることで、給湯器を長く安全に使い続けることができます。信頼できる業者を見つけ、快適で安心できる給湯環境を維持しましょう。









