高岡市内のお宅に伺い異物由来のトイレつまりを無事解決

高岡市は富山県西部に位置しており、富山湾に注ぐ小矢部川や庄川沿いの低地に市街地が発展しています。高岡城の城下町として栄えた中心部には史跡やテーマパークも多く、光客の姿が絶えません。県内第二位の人口を誇る都市ですから、当然解決を依頼されるトラブル案件も多くなります。今回も忙しなく巡回している最中に受け付けたトイレつまりの案件でした。
依頼があったのは10月某日の午後3時過ぎ。市内南部のとやま鉄道沿線に住むお客様から電話が入り、緊急を要するとの事で急ぎ現場へと向かいました。8号線を折れてしばらく進み到着したのは築30年強位の木造二階建て住宅。ちょうろ老夫婦の元に息子さん夫婦が帰省しており、連れてきたお子様が持ってきた玩具を誤ってトイレに流し、急につまってしまったとの事でした。
問題の便器を確認すると表からは異物は全く見えず、排水口の奥に完全に吸い込まれてしまった模様。溜まった排水は比較的綺麗だったためファイバースコープで内部を見たところ、奥の最も狭い部分に引っ掛かっている事が判明しました。
異物の形状は比較的複雑だった為掴み易いと判断。先ずはワイヤータイプの小型マジックハンドを挿入し取り出しを図りましたが、想像以上にガッチリ嵌り上手くいきません。結局便器を外しアプローチし易い裏側から取り出す事にしました。洋式便器を慎重に取り外し、裏から覗いたところ問題の異物はようやく手の届く範囲に。手を入れて取り出したのは伸縮性が強く壁面に密着し易いゴム製デフォルメ人形でした。他につまっている異物や水漏れが無い事を確認して便器を元通りにし、排水の具合をチェック。トータル2時間強とかなり手間取ったものの、無事作業は完了しました。
不注意から大掛かりなトラブルへと発展してしまった為、お客様はホッとされていた反面かなり気拙い表情でした。一通りお礼と謝罪の言葉を頂いた後で、対策や工夫等のアドバイスを丁寧に行い、次の現場へと向かいました。
たとえ躾が行き届いていても、小さなお子様はどんな行動に出るか分かりません。水回りが近くにある際は、普段から目を離さないに越した事はありません。