神戸市長田区のお宅に急行し急な洗面つまりを解決

神戸市長田区は現在再開発も進み、市内有数のベッドタウンとして生まれ変わりました。とは言え歓楽街も健在で、コリアンタウンを中心に美味しい飲食も楽しめます。
夏の蒸し暑さがようやく収まり始めた9月中旬、区内を巡回中急なトラブル解決の依頼が入ってきました。区内の住宅に住むお客様によると「洗面台に置いていた子供用のゴムボールを排水口に落としてしまい、つまりが発生してしまった。解決方法が分からないのでどうにかして欲しい」とかなり慌てているご様子。状況から見て排水管の奥までは達しておらず、まだトラップ内に引っ掛かっていると思われ、急ぎ現場へ向かいました。
到着したのは築10年弱というかなり新しい洋風住宅。夫婦と幼いお子様3人という家族構成で、育児で忙しい中奥様に対応して頂きました。「掃除中、ヘアキャッチャ―を外していた最悪のタイミングで落下させてしまった」との事。排水口から確認したところ異物は見えず、排水口からの解決は配管を傷付ける可能性が大なので断念。洗面台下を開放し、Sトラップ側からアプローチする事となりました。
塩ビ製のSトラップには通常、清掃がし易い様専用の蓋が設けられており、曲がった配管内に簡単にアプローチ出来る様になっています。蓋を取り外し中を確認したところ、ボールの他にも異物があり、これらが絡んで曲がり口に引っ掛かっている事が分かりました。小さなマジックハンドを挿入し、周囲を傷付けない様慎重に取り出します。結局ゴムボールの他、プラスチック製の化粧品の小瓶や玩具を取り出し、最終点検の上作業完了となりました。どうやら以前にもお子様が悪戯する等して異物を幾つか落としてしまっていた模様。今回のトラブルでようやく根本の原因を解消出来たという結末でした。当初は反省しきりで不安気だった奥様でしたが、無事解決し安堵された様子。トラブルを起こさない手入れの仕方や注意点等をアドバイスし、次の現場へと向かいました。
異物を落としてしまった際は無理に流そうとせず、少しでも排水口に近い位置に留め解決を図るのが基本です。普段から配管の構造や手入れの方法を熟知しておくと安心です。