この記事をご覧の方はトイレつまりトラブルでお困りだと思います。
生活水道センターでは簡単なトラブルをご自身で修理解決する為の方法こちらのページで詳しく解説しています。
無駄な費用をかけない為にもお役立ていただけたらと思います。
それでは、ご覧ください。
目次
トイレの詰まりが起った時、そのまましばらく放置しておけば溶けて症状が自然に治ると思うのは間違いです。
洗剤や重曹を使っても固形の詰まりを取り除くのは難しいですし正しい方法とは言えません。
またハンガー等を使いますと便器に傷が付くので水道屋としてはお奨めできません。
此方のページではそれ以外の正しいトイレの詰まり改善方法を詳しく素人の方でも理解しやすい様にイラスト、マンガ、動画を駆使してトイレや排水口の詰まりを圧力を使った道具の正しい 直し方や使い方など解説していおります。
※【注意点】ペットシートやおむつ、ティッシュペーパー、新聞紙は流さない様にしてください。
また、誤ってカップやおもちゃを落とした場合には無理に押し込んだりしない様に注意することが重要です。
簡単なトイレつまりの場合に素人の方でも直せる場合があります。
つまり修理には昔からラバーカップを使う事が多いですね!
ですから万一の為に家にラバーカップを用意して置いておいていざと言う時に自分でつまりを直せる詳しい使い方をご紹介します。
それ以外にも家に有るものを使って修理する方法なども詳しくご紹介しますのでご一読ください。
おむつを当てている赤ちゃん以外、人は必ず1日に何度かトイレに行きます。トイレが無いと困るどころの話ではありません。そんなトイレですが、時につまりが発生することがあります。
トイレがつまった時、あなたは最初に何を考えますか。
「もう仕事に行かなきゃならないから、帰ってきたら治ってるかも」
「水道屋に頼むと高そうだし、ちょっと様子を見ようかな」
「とりあえず放っておいたら自然に治るかも」
トイレがつまってパニックになってしまうのか、こうしてトイレつまりが自然に治ることを期待する人は少なくありません。でも、プロとしてアドバイスさせてもらえばトイレつまりが自然に治ることはほとんどありません。
トイレつまりはなぜ自然に治らないのか、トイレがつまった時にはどうしたらいいのかなどを紹介します。
一般的に「トイレは急につまる」と思われがちですが、必ずしもそうとはいえません。多くのケースで前兆といえる症状が現れています。
したがって、現れやすい症状を理解しておくと、トラブルが起きる前に対策を講じられる可能性があります。あるいは、トラブルが起きたときに対処しやすくなるでしょう。ここでは、つまりが起きる前に現れやすい症状を紹介します。
トラブルを起こしていないトイレは、レバーを引くと、あるいはフラッシュのボタンを押すと、水が勢いよく流れます。以前よりも勢いが弱くなっている場合は、トラブルを起こしやすい状態と考えられます。ここで理解しておきたいのが、トイレがものを流す仕組みです。
トイレは、タンク内に貯めた水を勢いよく便器へ放出することで汚物を押し流しています。何かしらの原因で水の流れが弱くなると、これを行いにくくなってしまいます。汚物などが便器や排水管にとどまりやすくなってしまうのです。したがって、水の勢いが弱くなる症状はつまりの前兆と考えられます。
このような症状が現れる原因はさまざまです。例えば、タンク内の部品が故障して水を正常に貯められなくなっている、タンク内の不具合で便器へ水を流しにくくなっているなどが考えられます。具体的な原因はケースで異なりますが、タンク内でトラブルが起きているケースが多いでしょう。水の流れが悪くなっている場合は、タンクの内部を確認すると原因を発見できるかもしれません。仕組みと構造を理解すれば、自分でトラブルを解決できることもあります。ただし、無理をすると症状を悪化させてしまいます。不安を感じる場合は水道修理業者に相談しましょう。
水を流すと便器内の水位が高くなる場合も十分な注意が必要です。便器内に溜っている水を封水といいます。基本的に、この高さは一定です。普段よりも高くなっている場合は、何かしらのトラブルが起きている可能性があります。ちなみに、封水の役割は、排水管内の害虫や臭いが住宅内へ侵入しないようにすることです。
封水の位置がこれまでよりも高くなっている場合は、便器以降の排水経路で水の流れが悪くなっていると考えられます。タンクから放出された水がうまく流れていない可能性があるからです。ただし、具体的な症状はケースで大きく異なります。水が全く流れず便器から溢れてしまうケース、水位は高くなるものの時間をかければ流れるケースなどがあります。後者は便器以降の排水経路が、完全につまっていないと考えられるでしょう。症状を悪化させないため、慎重な対応が求められます。
便器内の水位が高くなる原因もさまざまです。例えば、排水管に水に溶けない異物が引っ掛かっている、まとめて流したトイレットペーパーが引っ掛かっているなどが考えられます。基本の対処法は異物を取り除くことです。ただし、水で強引に流そうとすることはおすすめできません。行き場を失った水が溢れ出ることがあります。対処に悩む場合は、水道修理業者に相談しましょう。
トイレで水を流すと「ゴォー」「ジャー」などの音がします。耳慣れた音であるため、気にすることは少ないでしょう。
つまりが心配な場合は、音の変化に注意が必要です。トラブル発生のサインになっていることがあります。
具体的には「コポコポ」「シュー」「ガタン」などの音がします。原因により音は異なるため、耳をすませばトラブルの内容を推測することが可能です。
ここからは、気を付けたい音を紹介します。
トイレの水を流してしばらくすると、封水から「コポコポ」「ゴボゴボ」などの音が聞こえてくることがあります。便器を観察すると、封水の表面が揺れているように見えることもあるでしょう。このような症状が現れている場合は、排水管内でトラブルが起きていると考えられます。
考えられる主な原因は、排水経路に何かしらの異物が引っ掛かっていることです。ここで流れが妨げられて、巻き込まれていた空気が水面へと押しあげられます。空気が抜けるときに「コポコポ」「ゴボゴボ」などの音がして封水表面が揺れ動くのです。イメージしにくい場合は、水中にもぐっている人が空気を吐き出しているところを想像するとよいかもしれません。
トラブルが起きている場所はケースで異なります。「コポコポ」「ゴボゴボ」などの音がしている場合、まずは便器内の排水口付近を確認してみるとよいでしょう。便器付近の異物であれば自分で取り除ける可能性があります。
トイレのタンクから「シュー」という音がすることもあります。水を流した後、数十秒程度で止まるのであれば問題ありませんが、止まらない場合や水を流していないときも音がする場合は気を付けなければなりません。タンク内の部品が故障している可能性があるからです。
具体的には、ボールタップと呼ばれる部品の故障が疑われます。この部品は、タンク内の水位とあわせて上下することにより給水・止水をコントロールしています。水位が下がるとボールタップも下がり給水がスタート、水位が上がるとボールタップも上がり給水がストップします。レバーを引いていないにもかかわらず、この部分から水が出ている場合は故障している可能性が高いといえるでしょう。放っておくと、タンク内の水量をうまく調整できずつまりにつながる恐れがあります。
基本の対処法は部品の交換です。タンク内の構造を理解して、適切な部品を準備できれば、ボールタップの交換は自分でも行えます。ただし、慣れていないと症状を悪化させてしまうことも考えられます。基本的には、水道修理業者への相談をおすすめします。
トイレを使用していると、排水管の奥のほうから「コンコンコン」「カンカンカン」「トントントン」などのような音が聞こえてくることもあります。誰かが排水管をノックしているような音と考えればよいでしょう。つまりを気にしていると「誤って流してしまった異物が排水管内でぶつかっているのでは」などと心配してしまいますが、原因は別にあると考えられます。
多くの場合、このような音は膨張した排水管が別のものとぶつかって発生しています。例えば、排水管とこれを固定している金具がぶつかるなどが考えられるでしょう。膨張する主な原因は、冷たい空気で冷やされた排水管の内部を温かい水が流れることです。以上からわかる通り「コンコンコン」などの音は、気温が低下する冬に起こりやすくなります。
普段とは異なる音がすると驚いてしまいますが、つまりをはじめとするトラブルを引き起こすものではありません。聞きなれない音がしても、基本的には心配不要です。大きな音が気になる場合は、排水管に断熱材を巻き付けるなどの対処で改善できることがあります。リフォーム業者などに相談するとよいでしょう。
トイレを使用していると、何かがぶつかったような「ガタン!」「ゴツン!」などのような音がすることもあります。大きな音がするため驚く方が多いようです。
トラブルを心配してしまいますが、これらの音が故障と直結するわけではありません。
上記のような音は、配管内の圧力が急激に変化することで生じます。圧力の急変を受けて、配管が振動し別のものとぶつかるからです。圧力の変化は、水の流れが急激に変化することなどで起こります。具体的には、勢いよく出した水を急に止めるなどが原因になりえます。
故障と直結するわけではありませんが、配管に強い衝撃が加わると破損などを引き起こす恐れがあります。つまりを心配している中で「ゴツン!」などの大きな音がした場合は十分な注意が必要です。基本的につまりと無関係と考えられますが、別の大きなトラブルの原因になるかもしれません。基本の対処法は、トイレの止水栓を緩めること、または専用の防止装置を設置することです。まずは、水道修理業者に相談するとよいでしょう。
「ブォーン」あるいは「グォー」などのような音がすることもあります。大きな振動音がすると「重大な故障が起きているのでは」などと考えてしまうでしょう。
このような音は、トイレの振動が配管へ伝わり共鳴することで生じている可能性があります。主な原因として、タンク内に取り付けられたボールタップをはじめとする部品の劣化があげられます。
これらを交換することで改善するケースもありますが、問題を起こしている部品を特定することは難しいといえます。原因を特定せず作業を始めると、作業を完了しても音が鳴りやまないことがあるため注意が必要です。
ここまで見てきてわかる通り、つまりや水漏れなどをすぐに引き起こすトラブルではありません。ただし、別の原因で引き起こされていることも考えられます。「ブォーン」などの音がする場合は、問題が大きくなる前に水道修理業者に相談するほうがよいでしょう。部品の劣化を含め、何かしらのトラブルが起きていると考えられるからです。
用を足したわけではないのに、トイレに入ると嫌な臭いがするときもトラブルに注意が必要です。例えば、何かが腐敗しているような臭いがする、部屋の中なのにドブのような臭いがするなどが考えられます。一見するとつまりとは無関係に思えますが、関連する原因で引き起こされていることもあります。
嫌な臭いの主な原因は排水経路で発生したガスです。便器内の水(封水)の量が減ることにより室内へ侵入しやすくなります。封水の量は、排水経路に異物がつまると毛細管現象により減少します。
臭いが漏れ出す原因はさまざまですが、上記のようなケースもあります。大きな問題が起きていなくても油断はできません。基本の対処法は、異物を水で押し流すことです。ただし、条件によっては、便器から水が溢れ出ることも考えられます。嫌な臭いがする場合は、水道修理業者に相談するほうがよいでしょう。
トイレからあふれてきそうな水を見てしまったら、落ち着いて行動をするのは難しいかもしれません。
しかし、まずは一呼吸。そしてすぐに【止水栓】を閉めてください。
止水栓はタンク周りに付いています。
ウォシュレットが付いている場合はウォシュレット用止水栓と間違えないように要注意です。
止水栓を閉めるとタンクから便器に水が送られなくなるのでトイレつまりの被害拡大を防ぐことができます。
止水栓がトイレタンク周辺に見つからない、もしくは固くて回らないという時には家全体の水道の元栓を閉めてしまいましょう。
まずは落ち着いて止水栓、と心に刻んでおいてください。
反対に絶対NGなのは、何度もタンクレバーを動かしてしまうこと。
これ、慌てるあまりついやってしまいがちです。
軽いトイレつまりなら水の勢いで解消することもありますが、しっかり詰まっている場合は余計に便器内に水を溜めこんでしまい、かえって事態を悪化させることも多いんです。
床を水浸しにしないためにも、レバーを動かすのはやめておいた方が無難です。
1度に流す大便の量が多すぎると、排水経路にとどまってしまうことがあります。特に、大便が固いと水に溶けにくいためとどまりやすくなります。
大便と一緒に流すトイレットペーパーの量にも気を付けなければなりません。1洗浄あたりの使用量の目安は5m(ダブルの場合)までと考えられています。
ちなみに、一般社団法人日本レストルーム工業会が実施した調査(15~88歳の男性1,155人・女性1,155人を対象)によると、お尻を拭くときに使用するトイレットペーパー1枚あたりの長さは平均0.8mです。[1]平均的な方であれば、7枚以上、使用すると1洗浄あたりの使用量を上回る可能性があります。流す量は見逃しやすい原因のひとつです。
水に溶けないものを流すと、排水経路で引っかかってしまう恐れがあります。
水に溶けると誤解して流してしまうケースもあるため注意が必要です。
ここからは、トイレに誤って流しやすいものを紹介します。
誤って流してしまうことが多いものの代表としてティッシュペーパーがあげられます。トイレットペーパーと同じように扱いがちですが、両者の性質は大きく異なります。
トイレに流すことを想定しているトイレットペーパーは水に溶ける(細かく崩れる)のに対し、想定していないティッシュペーパーは水に溶けません(細かく崩れない)。したがって、誤って流すと排水経路にとどまってしまうことが考えられます。
同様に「流せる」などと記載されている掃除用・お尻拭き用のシートなどにも注意が必要です。統一したルールがないため「流せる」と記載されていても水に溶けにくいものが存在します。このような製品はほぐれるまで時間がかかるため、表記を信頼しすぎるとトラブルに発展する恐れがあります。節水タイプのトイレを使用している場合は、特に気を付けましょう。
ちなみに、大手トイレメーカーも、表記の有無にかかわらずシート類を流すことは禁止しています。製品が一定の性能を備えていないと、トラブルの原因になる恐れがあるからです。基本的には、自治体のルールに従って「燃やせるゴミ」などで処分するほうがよいでしょう。
絶対に流してはいけないものとして生理用品とおむつがあげられます。誤ってこれらを流すと高い確率でトラブルに発展します。高分子吸水材と呼ばれるものが使用されているからです。高分子吸水材は高い吸水力と保水力を特徴とします。自重の30~70倍もの尿を吸収できるうえ、多少の圧力がかかっても吸収した水分を放出しません。
ただし、大量の水分を取り込むと膨らんでしまいます。誤ってトイレに流すと、汚水などを吸い込んで膨らみ排水経路を完全に塞いでしまうことがあります。当然ながら水に溶けることもないため、このような状態になると自分ではどうすることもできません。
基本の対処法は、トイレに流さないようにすることです。誤って流した場合は、できるだけ早く取り除きます。取り除けないときは、基本的に水道修理業者へ相談することになります。
ペット用トイレ砂も処理の方法に気を付けなければなりません。特徴は製品で異なりますが、水を吸収すると基本的には固まるからです。パッケージに流せると書いていても、使用環境などによってはトラブルを引き起こす恐れがあります。
代表的な例としてあげられるのが、猫の大便を処理せずペット用トイレ砂ごと流すケースです。猫の大便は硬いうえ水にもあまり溶けません。したがって、一緒に流すとトラブルを起こしやすくなります。配管内部が狭くなっている場合も注意が必要です。例えば、排水管の内側にゴミが溜っていると固まったペット用トイレ砂が引っ掛かりやすくなります。メンテナンスを行えていない場合などは気を付けるほうがよいでしょう。
前述の通り大手トイレメーカーは、トイレットペーパー以外のものを流すことを推奨していません。「流せる」と記載されている製品もこの点は同じです。基本的には、自治体のルールに従って「燃やせるゴミ」などに出すべきと考えられます。
処理が面倒などの理由で、食べ残しや野菜の切れ端などをトイレに流してしまう方がいるようです。水で流しても残飯は基本的に溶けません。したがって、排水経路で引っかかってしまうことがあります。ちなみに、大便がほぐれるのは消化されているからです。同じように考えて流すとトラブルにつながるため気を付けましょう。
特に、油を含む残飯はトラブルを起こしやすいため注意しなければなりません。流す前は液体であっても、排水経路で冷やされると固まります。排水経路に付着すると、水の通り道が狭くなってしまいます。ここに、細かな食べ残しなどが絡まると、水の通り道はさらに狭くなるでしょう。油を多く含む身近な食べ物としてラーメンのスープがあげられます。
基本の対策は、自治体のルールに従って食べ残しを処理することです。ラーメンのスープは、煮詰めて量を減らしてからキッチンペーパーに吸わせて「燃やせるゴミ」として捨てるなどの方法があります。
固形物を、うっかり便器内に落としてしまうこともあります。考えごとをしているときや急いでいるときなどに多いでしょう。気づかずにそのまま流してしまうと、トラブルにつながるかもしれません。水に溶けることなく、排水経路にとどまり続けるからです。これらの異物も、水の流れを妨げる原因になりえます。
ただし、具体的な影響はケースで異なります。水の流れを大きく妨げることもあれば、水の流れをそれほど妨げないこともあるでしょう。後者の場合も安心はできません。ここに他の異物が引っ掛かって、水の流れが悪くなっていくことが考えられるからです。
したがって、何かしらの異物を落としたときは取り除く必要があります。方法を誤ると異物を奥へ押し込んでしまうことがあるため、作業は慎重に進めなければなりません。自信がないときは水道修理業者へ相談することをおすすめします。
▽併せて読みたい
異物がトイレつまりを引き起こしたときの対処法と避けるべきNGな行動
前述の通り、トイレは便器内に水を勢いよく流すことで汚物を押し流しています。何かしらの理由で、勢いが弱まっていると汚物を押し流せません。トラブルが疑われる場合は、水の流れにも注意が必要です。
水圧が弱くなる主な原因としてあげられるのが、タンク内に設置された部品の不具合です。例えば、ボールタップの故障が考えられます。不具合が生じると、タンクへの給水をうまく行えないため水圧が弱くなってしまいます。同様に、タンク内で水をせき止めているフロートバルブの故障も考えられます。不具合が生じると、タンク内に水をうまく貯められないためよく似た症状が現れます。
以上のほかでは、止水栓が十分に開いていないことも考えられます。トイレ修理を行った場合は、確認しておきたいポイントです。
大便を小洗浄で流す場合もトラブルが起こりやすくなります。大洗浄と小洗浄では使用用途が異なるからです。前者は大便(トイレットペーパーも可)をしたとき、後者は小便(少量のトイレットペーパーも可)をしたときに使用します。これらの違いがあるため、洗浄水量に差があります。
LIXILが発表しているサティスSタイプの洗浄水量は、大洗浄が1回あたり5リットル、小洗浄が1回あたり3.8リットルです。
具体的な洗浄水量は製品で異なりますが、洗浄水量は小洗浄のほうが少ないと考えてよいでしょう。洗浄水量が少ないと、排泄物を押し流す力が弱くなります。ケースによっては、排泄物が排水管の接続部などでとどまってしまうことも考えられます。使用用途に合わせた洗浄方法を選択することが重要です。
尿石は、尿に含まれる成分が固まったものです。排水管の内側にこびりつくと、トラブルの原因になりえます。
簡単には取れないうえ、水の通り道が狭くなってしまうからです。ここに排泄物が絡んで、水をせき止めることも考えられます。ただし、常に一定の水が溜まっている洋式便器で問題になることは多くありません。
問題になりやすいのは、男性用の小便器です。便器内に尿の成分がとどまりやすいため、メンテナンスが行き届いていないと尿石が簡単にこびりついてしまいます。このようなトラブルを防ぐため定期的に水を流す小便器もありますが、これによりすべてのトラブルを防げるわけではありません。定期的なメンテナンスは欠かせないといえるでしょう。
尿石が原因でトイレつまりを起こしている方は以下の記事をご覧ください。
参考記事:尿石でトイレが詰まる原因と対処法
タンク内の異物もトラブルの原因になりえます。代表的な異物といえるのが、節水目的で設置したペットボトルなどです。水を節約できる点は魅力ですが、洗浄水量が少なくなるため排泄物を押し流しにくくなります。トラブルが起きると節約した水道代以上の修理代がかかることもあるため、積極的におすすめできる節水方法ではありません。ちなみに、現在のトイレの洗浄水量は、特別な対策を講じなくても以前のものより少なくなっています。
異物がタンクの機能に影響を及ぼすこともあります。例えば、子どものおもちゃがタンク内の部品に引っ掛かって水が止まらなくなるなどが考えられます。タンクが正常に機能しないと、排泄物を押し流す力などにも影響が及びます。異物が入っている場合は、取り除くなどの対処が必要です。
タンクの上に取り付けられている蛇口を手洗い管といいます。ここから水漏れしている場合もつまりに注意が必要です。手洗い管の役割は、タンク内に水を貯めることです。タンク内の水が一定量よりも少なくなると手洗い管から水が出ます。したがって、水が止まらない(水漏れしている)場合は、タンク内に一定量の水を貯められていないと考えられます。想定される原因は、タンク内で水をせき止めているフロートバルブの不具合です。うまく水をせき止められず便器内へ流れ出ている恐れがあります。タンクに十分な水を貯められないと、洗浄水量は少なくなってしまいます。現時点でつまりが発生していないとしても原因の特定と対処が必要です。
止水栓を止めたら次にすることは、つまりの原因を確認することです。
ポケットに入れていた鍵やスマホ、文房具は無事ですか? もしかしたら何か落としてしまったのかもしれません。
一度ポケットやカバンを全部チェックしてみてください。
落し物はしていないもののトイレットペーパーや汚物が詰まってしまっている場合には、この「マンガで判るトイレつまり修理」を見ながら対処法を試してみてください。
トイレのつまりは軽微なものであれば、自分で対処できます。
必要な道具や事前に行っておいたほうがいい対応をご紹介するので、自分で対応を進めようと考えている方は、確認しておいてください。
どんな方法でつまりに対処するのかによって道具も変わってきますが、基本的に準備するものは3つです。
トイレのつまりを対処に一番使用するのがラバーカップ(スッポン)です。
圧力を利用しつまりを取り除きます。
また、ビニール袋も準備しておくと、つまりの物質を回収する際に役に立ちます。
トイレの水は衛生的ではないため、必ずゴム手袋を装着したうえで対処を行いましょう。
素手で対処を進めると、傷口などから細菌が入り、感染症などにかかる恐れもあるため、非常に危険です。
薬品などを使用する際につまりの原因に対応した薬品を用意しましょう。
具体的には、トイレットペーパーが原因でつまりを引き起こしているケースでは、強いアルカリ性の薬品を準備する必要があります。
尿石などを取り除きたい場合は、酸性の薬品が必要です。
つまりの原因を見極め、適した薬品を準備してください。
また薬品の取扱には細心の注意を払いましょう。 不用意に薬品同士を混ぜてしまうと、人体に悪影響を与える有害物質が発生する可能性もあります。
基本的には、薬品にしっかりと記載されているため、用量・用法を確認し、事故が起こらないように気をつけましょう。
つまりの対処をする前に、事前に行っておいたほうがいい対応があります。
まずはつまりの原因を明確にしましょう。
何が原因でつまりを引き起こしているのかがわかると、そのあとの対処法が決まります。
スマホなどの固形物がつまっていたり、排泄物と大量のトイレットペーパーが塊となってつまりを引き起こしていたりと、さまざまな原因があります。
基本的には、つまってしまった直前に流したもののせいでつまりが発生した可能性が高いです。
次は、対処中に水がこぼれないように、トイレの水の量を調節しておきましょう。
とくにラバーカップ(スッポン)を使った方法では、水の量が多いと、つまりを対処したときに逆流した水であふれる危険があります。
水の量はトイレの排水口の部分が浸かっていれば問題ありません。
逆に少なすぎても、ラバーカップ(スッポン)の効果が上手く発揮されないので注意しましょう。
トラブルの直し方はケースで異なります。水に溶けるものが原因の場合、自分で直せる可能性があります。
具体的に、どのように作業を行えばよいのでしょうか。用意するものと作業の流れを紹介します。ちなみに、各作業は止水栓を閉めてから行ってください。
【自分で出来るトイレつまりの解決方法】
※再生の際は音量にご注意ください。
用意するものと作業の流れは次の通りです。
用意するもの
作業の流れ
スッポンの使い方を動画で解説しています。
動画を見てみる >>
ポイントは、スッポンと便器の間に隙間を作らないことです。この状態で力を込めて一気に引っ張ります。ただし、便器が劣化している場合は、負荷をかけすぎると破損してしまうことがあるため注意が必要です。何度も「押し付ける・引き抜く」を繰り返していると周辺に水滴が飛び散ります。水撥ねが気になる場合は、ビニール袋で便器を覆うとよいでしょう。作業後に水を流すときは少量からが基本です。トラブルが解消していない状態で大洗浄を使用すると便器から水が溢れてしまいます。
スッポンには、先端に突起が付いた洋式用と先端が平面なっている和式用などがあります。用途の異なるものを選ぶと便器に密着させられません。使用する便器にあわせて購入することが重要です。価格は100~1,000円程度が目安といえるでしょう。ホームセンターのほか100円ショップなどでも購入できます。
スッポンがない場合は、ビニール袋を代用できます。ビニール袋で覆った握りこぶしを排水口に差し込むとスッポンと同じ効果を得られます。用意するものなどは次の通りです。
用意するもの
作業の流れ
手と便器の間に隙間ができる場合は、手にタオルを巻き付けてサイズを調整します。
つまりが解消しないときは、原因になっているものを手で探してもよいでしょう。やり方は、手を排水口へ差し込んで異物を探すだけです。
この場合、手を奥まで突っ込まなければなりません。肘程度までビニール袋をかぶせておくと安心して作業を行えます。
スッポンが手元にない場合は、ペットボトルも代用できます。
用意するものなどは次の通りです。
用意するもの
作業の流れ
ポイントは、ペットボトルの飲み口を指で完全に塞ぐことです。
この状態で上下動させることによりスッポンと同じ効果を得られます。
▽もっと詳しく知りたい方こちらをご覧ください。
関連記事:トイレつまりには「ペットボトル」?解消可能なつまりと手順を紹介
ワイヤーブラシは、ワイヤーの先端にブラシなどがついているお掃除道具です。
ブラシで異物をこすり落としたり引き抜いたりできます。価格は1,000円程度~といえるでしょう。
ホームセンターなどで購入できます。作業の流れなどは次の通りです。
用意するもの
作業の流れ
ポイントは、少しずつ異物を削り落とすことです。強引に差し込むと、異物を奥へ押し込んでしまう恐れがあります。焦らずに作業を進めましょう。
▽ワイヤーブラシでの直し方をもっと詳しく知りたい方こちらをご覧ください。
関連記事:トイレつまりをワイヤーブラシで直す方法と使用できる詰まりの原因
真空式パイプクリーナーは、スッポンと同じ仕組みでトラブル解消を目指せるお掃除道具です。
カップの上にシリンダーが取り付けられている構造になっています。シリンダーのハンドルを上下させることで異物に力を加えられます。スッポンよりも強い力をかけられる点が特徴です。
主な販売場所はホームセンターなど、価格は1,000円程度~といえるでしょう。作業の流れなどは次の通りです。
用意するもの
作業の流れ
つまりの原因がわからない場合や奥に押し込むと困るものがつまっている場合は、5の後に便器からカップを外して4の作業に戻ります。いずれの場合も、ポイントはカップと便器の間に隙間を作らないことです。
▽真空式パイプクリーナーでの直し方をもっと詳しく知りたい方こちらをご覧ください。
関連記事:トイレつまりを真空ポンプで直す方法と使用時に注意したいポイント
便器にお湯を注いでからスッポンを使用すると、トラブルを解消しやすくなるという意見があります。確かに、トイレットペーパーなどは溶けやすくなりますがおすすめできる方法ではありません。便器にひびが入ったり排水管の接続部が破損したりすることがあるからです。
この方法は、水道のプロやトイレメーカーも推奨していません。非推奨ですが、自分でどうにかしたいと考えている方のために、参考としてお湯を使う方法も紹介します。
用意するもの
作業の流れ
手元にワイヤーブラシがない場合、針金ハンガーを代用できます。ただし、この方法も積極的におすすめできるわけではありません。症状を悪化させてしまう恐れなどがあるからです。非推奨ですが、自分で対処したいと考えている方のために、参考として針金ハンガーを使った方法も紹介します。
用意するもの
作業の流れ
針金ハンガーをうまく差し込めないときは角度を調整します。ワイヤーブラシと同じく、少しずつ作業を進めていくことがポイントです。
市販されているトイレ掃除用の薬品を使用することもできます。排泄物やトイレットペーパーが原因と考えられる場合、有効とされるのは強アルカリ性の薬品です。トイレ掃除用の薬品はホームセンターなどで購入できます。基本的な作業の流れなどは次の通りです。
用意するもの
作業の流れ
具体的な作業の流れは製品で異なります。説明書に従い作業を行ってください。
手元に薬品がない場合は、重曹とクエン酸を代用できます。これらを混ぜると、発泡して汚れを浮かせるからです。ただし、効果を期待できるのは症状が軽い場合だけです。作業の流れなどは次の通りです。
【用意するもの】
・重曹1/4カップ程度
・クエン酸1/2カップ程度
・40~50度程度のお湯
・不要なコップなど
・ゴム手袋
・バケツ
【作業の流れ】
1.トイレの窓を開けて換気する
2.不要なコップなどで便器内の水を汲みだす
3.便器の排水口へ重曹を振りかける
4.同様にクエン酸も振りかける
5.発泡してから便器へお湯を注ぐ(便器半分程度が目安)
6.60分程度放置してから便器の水を少しずつ流す
7.水が流れれば作業完了
ポイントは、重曹・クエン酸の順で振りかけることです。
症状が軽い場合は、中性の食器用洗剤を使用することもできます。特別なものを必要としない点がメリットといえるでしょう。基本的な作業の流れは次の通りです。
【用意するもの】
・食器用洗剤(100ml程度)
・40~50度程度のお湯
・不要なコップなど
・ゴム手袋
・バケツ
【作業の流れ】
1.不要なコップなどで便器内の水を汲みだす
2.食器用洗剤を便器内へ注ぐ
3.便器の半分程度を目安にお湯を注ぐ
4.30分放置してから少しずつ水を流す
5.水が流れれば作業完了
洗剤を注いで放置するだけでよいため手軽ですが、基本的に高い効果は期待できません。
▽薬品を使用してトイレつまりを直す方法について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
関連記事:薬品でトイレのつまりを解消する方法とは?詳しい手順と注意点
トイレのつまりの対処を行う際に、注意しておかなければならない点がいくつかあります。
ご紹介する方法を実行してしまうと、つまりを悪化させてしまったり、身体に悪影響を及ぼしたりするため危険です。
自分で対処を始める前に、一度しっかりと確認しておいてください。
つまりが熱湯によりふやけ、改善できると考えて熱湯を流す方は多いです。
実際に熱湯がつまりの物質に効果がある可能性もありますが、大きな危険があります。
トイレは陶器で作られているため高熱には弱く、熱湯をかけると破損するリスクがあります。
つまりを解消したかったのに、便器を壊してしまっては意味がありません。
修理費用もつまりの解消とは比べ物にならないくらい高くなります。
直す手間も、金銭的にも大きな労力がかかってくるので注意しましょう。
熱湯を流したからといって、つまりの元の部分まで届くころには、温度も下がってしまい、効果は薄いのが現実です。
つまりを解消したいからといって、熱湯をトイレに流すのは絶対にやめてください。
便器の構造は単純ではありません。
座やフタくらいなら取り外しも可能ですが、便器そのものを外してしまうのは危険です。
構造を理解していない方が行うと、便器の破損や排水管の破壊につながります。
つまりを解消するだけだったものが、トイレそのものの修理に発展し、被害は大きくなるばかりです。
「このくらいなら大丈夫」と安易な考えは捨てて、トイレを外さなくてはつまりが直らないと感じたタイミングでトイレのつまり専門の業者に相談しましょう。
強い薬剤は人体に悪い影響を与えます。
使い方を間違うと、大きなリスクになるものも多いです。
薬剤の使用方法をきちんと理解していない場合は、使うのを控えたほうが安全です。
とくに、薬剤を混ぜてしまったときに有害物質が発生する可能性が高くなります。
あれもこれもと試しているうちに、危険な状態になっている場合もあるので気をつけてください。
何か起こってからでは遅いので、薬剤への理解がない方は強い薬剤の使用はやめましょう。
どうしても試したい場合は、専門の業者に相談のうえ、使用するようにしてください。
つまりを流水の力で流そうとするのもやめておきましょう。
流した水の力で流れなかった結果つまっているため、あまり効果がありません。
仮につまった状態で、水を流すと、つまりが解消できなかった場合は、便器から水があふれ大変な状況になります。
また、流水の圧力でつまりの症状をより強固なものにしてしまう危険性もあります。
あとの清掃の手間も増えて、メリットは少ないので、つまりを改善するために流水を流すのはやめてください。
流水と同様にレバーで水を流すのも控えましょう。
つまりの解消ができないまま、水があふれる事態に発展する可能性が高いです。
つまりが直るどころか、掃除の手間が増えるだけなので、つまりが改善されたのを確認してから水を流すようにしてください。
つまりの原因に対して、適切な対応に効果があります。
原因がわからないままとりあえず対処を進めても、問題の解決にはつながりにくいです。
例えば、スマートフォンがつまりの原因なのに、いくら強力な薬剤を使用しても意味がないでしょう。
あらかじめ原因を想定したうえで対処する必要があります。
原因に心当たりがない場合は、個人での対処が難しい可能性もあります。
対処を始める前に、専門の業者に相談するのも一つの手段です。
トイレの中は雑菌も多く衛生的ではないため、素手での作業はやめてください。
悪い病気に感染するリスクも0ではないため、つまりの対処をする際は、ゴム手袋やビニール手袋をはめてから行いましょう。
また強めの薬品などを利用する機会もあるため、皮膚への影響も大きいです。
自分の身体を守るためにも、素手での作業は絶対にやめましょう。
結論から言えば、トイレつまりが自然に治ることはほとんどありません。
先に書いた通り、トイレつまりの原因は大きく分けて2種類があります。
そのどちらも放置したからといって原因がなくなることはありません。
特に異物によるつまりはどんな物が、どこにつまっているのかを解明し、異物を取り除かない限りトイレつまりが解消しません。
意外かもしれませんが、トイレットペーパーや排せつ物によるつまりであっても自然には治りません。
トイレつまりを解消させるためには汚物を押し流す力が必要です。普段は洗浄ハンドルを回せば水圧で汚物が流れていきます。
しかしつまっているときに大量の水を一気に流すと便器から汚水があふれてしまいます。
水圧以外の力を加えるか、物理的につまりを取り除かなければつまりは治りません。
トイレつまりを放置するデメリットもあります。流れが悪いな、と感じる程度の軽いつまりを放置していると、次第につまりが悪化していきます。
軽いつまりの段階でラバーカップを使って対処したり、水道屋に修理を依頼したりする必要があります。
水がまったく流れないようなトイレつまりでは、放置することで水漏れの原因になることがあります。
アパート、マンションなどの集合住宅では階下にも被害が広がりかねません。
戸建てでも床や壁に水染みなどのダメージが出る恐れがあります。トイレがつまったら早めの対処が肝心です。
原因がトイレットペーパーのみという場合に限って、水でトイレットペーパーをゆるめておけば時間が経ってトイレつまりが解消することがあります。
ただし、ただつまりを放置すればいいというものではありません。
水やぬるま湯を便器に流しいれ、トイレットペーパーにしっかり吸水させてから放置します。
この時、水を吸わせればいいと思って普通に洗浄ハンドルを回して水を流すと逆流するおそれがあります。ペットボトルやバケツなどを使って水を少しずつ便器に流しいれ、便器の半分くらいまで水をためます。時間が経ってトイレットペーパーが柔らかくなったらバケツなどで水を流し込んでみましょう。
つまりが解消することがあります。
トイレのつまりをそのままにしておくと思ってもみなかったトラブルに発展する可能性もあります。
あらかじめ放置するリスクを把握しておくと、つまりが発生したときに素早く対応を考えられます。
どんな事態になる恐れがあるのかをしっかりと確認しておきましょう。
つまりをそのままにしておくとトイレが壊れます。
排水管内でつまりが発生するケースは多いです。
放置した結果、排水管にもダメージが蓄積し、破損させる恐れがあります。
排水管が壊れると、個人での対応が難しく、専門の業者に依頼しなければなりません。
また、水漏れなどの二次災害にもつながります。
トイレの故障に止まらず、より大きな問題に発展する可能性も出てきます。
結果的に、つまりを解消するよりも多くの時間と費用がかかり、負担は大きいです。
つまりの放置はトイレの故障にもつながる可能性を頭に入れておきましょう。
つまりに対して早急な対処をしておけば、自分で直せるパターンもあります。
トイレのつまりは放置するとより強固になる可能性が高いです。
とくに、おもちゃなどの異物ではなく、トイレットペーパーや食品、汚れの蓄積の場合は、どんどんつまっている箇所にたまっていきます。
時間を置いてしまったために、本来であれば簡単に対処が可能だったものも、専門の業者に頼まないと直らないくらいひどい状態になってしまう恐れもあります。
トイレのつまりをそのままにしておくと、下水が逆流してしまう恐れも存在します。
下水には、さまざまな雑菌がいるため、逆流しトイレ内にあふれた場合は、非常に不衛生な環境になってしまいます。
とくに子どもがいる家庭では、子どもが不衛生な下水に触れてしまうと、病気に感染するリスクまで発生し、非常に危険です。
つまりの放置は、結果的に健康への被害にもつながる恐れがあるので、つまりに対しては早急な対処を心がけましょう。
つまりを放置した結果、水漏れが発生するケースも少なくありません。
集合住宅の場合、水漏れは階下への浸水につながります。
水が浸水してしまった結果、階下の部屋がカビだらけになるケースもあります。
カビには人体に悪影響を及ぼすものもあるため、注意が必要です。
仮に、階下に住んでいる方が、寝たきりの方であった場合は、致命的な状況になってしまう可能性も考えられます。
また、水漏れの箇所に貴重なものがあった場合は、損害賠償を請求されるケースもあるため、注意が必要です。
実際にトイレのつまりから、浸水が発生し、階下の方に迷惑をかけてしまい、損害賠償を支払った方も存在します。
つまりの放置が、他人にも大きな影響を与える可能性があるのを忘れないでおきましょう。
もし賃貸でトイレつまりが起きた場合は以下の記事をご参考ください。
【賃貸でトイレつまりが起きたときの正しい対処法とは】
つまった箇所以外の場所に、つまりが発生する恐れもあります。
つまりの場所が増えれば増えるほど、対処も困難になっていきます。
さらに排水管への負担が大きくなり、排水管が破損し、水漏れの原因にもつながってしまいます。
結果的に自分で対処もできなくなり、業者に依頼しても、高い金額を請求される可能性が高いです。
つまりを放置すると、別の場所のつまりにもつながり、対応を難しくしてしまうのを忘れないでください。
つまりの放置は水漏れにもつながります。
水漏れは水が常に流れている状態なので、結果的に水道代も高くなります。
実際に、水道代の上昇によって水漏れに気がつくパターンも多いです。
日々流れる量は微々たるものでも、積み重ねたら意外に大きな金額になる恐れもあります。
つまりを解消しておけば、かからなかった費用だと考えると、非常にもったいないです。
さらに水漏れは、二次災害を引き起こすリスクも発生します。
壁や床にカビを発生させたり、集合住宅の場合は階下への浸水を引き起こしたりと、影響は大きいです。
他人の環境まで侵害してしまうと、賠償金を支払わなければならない可能性も出てきます。
つまりの放置は、金銭面のリスクがあると覚えておきましょう。
トイレつまりに悩むケースも多いですが、実は放置しておけば直る場合もあります。
いざ、つまりが発生するとパニックに陥ってしまう可能性もありますが、何もしなくても問題ないケースを覚えておくと、冷静に判断できるようになります。
どんな状況なら放置しても大丈夫なのか。あらかじめ確認しておきましょう。
基本的に水に溶けるものはそのままにしておいても大丈夫なパターンが多いです。
具体的には、トイレットペーパーや排泄物、お掃除シートなどの水に溶けやすいものになります。
溶けるまでの時間はそれぞれ異なりますが、何もせずにそのままにしておくと、自然と水に溶けていき、つまりが解消されるケースも多いです。
逆に水に溶けない性質のものや水を吸収するタイプのものは、そのままにしておくと、つまりがひどくなる可能性も高いので、素早い対応をしていきましょう。
排泄物の場合は1時間ほど、トイレットペーパーの場合は2〜3時間、水に溶けやすいお掃除シートは1日ほど放置する必要があります。
放置すると、つまっていた物体が柔らかくなり、自然と流れていったり、ラバーカップなどで簡単に解消できたりします。
注意点としては、つまっているものが本当に水に溶ける性質なのかです。
トイレットペーパーの中にも、水に溶けにくいタイプのものも存在します。
また、お掃除シートも水に溶けると記載のないものは、水で溶かすのが難しいです。
放置する前に、水に溶けるタイプであるかは必ず確認しておきましょう。
原因が何であれ、トイレつまりは専門業者を呼ぶのがベストな解決方法です。
確かにお金は掛かりますが、自分でつまりを治そうとして時間を無駄に浪費したり、便器やトイレの設備を壊したりしてしまっては元も子もありません。トイレつまりで水道屋を呼ぶと修理費用が高いというイメージがありますが、信頼できる水道屋であれば作業前に無料で見積もりを出してくれます。見積もりを見てから依頼するかどうかを決めて構いません。
トイレつまりの原因が判らない、もしくは異物を流してしまってその異物が目視できないところまで流れてしまっている時にはできるだけ早く水道屋を呼びましょう。
素人判断で作業をするとトイレつまりが悪化するだけでなく、パイプや便器、浄化槽、下水管などに取り返しがつかない損害を与えてしまう可能性もあります。
トイレの見えない部分は案外複雑な構造をしているものです。
数々のつまりを解決してきたプロの水道屋なら、落としたものやつまりの状況からつまりが発生している場所をある程度推測して作業を進めることができます。
それだけ効率的にトイレつまりを解決できるということ。
トイレつまりという予期せぬトラブルで数千円から数万円の出費というのは一見するともったいないように思えるかもしれません。
でも被害を広げず、迅速に解決できると思えばそんなに高額ではないと感じられるのではないでしょうか。
つまりの解消を業者に依頼した場合、どれくらいの費用や時間がかかるのか、具体的にご紹介します。
業者に依頼する場合、費用は8,000~25,000円ほどが相場です。 簡単な作業で解消できれば安く済みますが、頑固なつまりがあったり、物が引っかかったりして複雑な作業が必要になると費用がかさみます。
短ければ、15分ほどでつまりが解消されます。 しかし、状況によっては2~3時間かかることも珍しくないため、最低でも1時間はかかると思っておいた方がいいでしょう。
業者に依頼する際に最も多いのは費用のトラブル、いわゆる「ぼったくり」です。 異様に安い費用を提示してくる業者も多く、作業後にオプション料金として高額な請求をされたというケースが後を絶ちません。 また、ホームページなどに法人名や所在地など詳細が明記されていない業者も要注意です。 作業後、不具合が発覚しても連絡が取れない可能性があります。 費用面や作業面いずれにおいても問い合わせ時に曖昧な対応をされる業者には、依頼しないのが基本です。
業者とのトラブルを防ぐためには、費用相場を知っておくのが大前提です。 それを踏まえた上で、必ず作業前に見積もりを作成してもらいましょう。 また、見積もりは概算ではなく、何にいくらかかるのかを明確に記載してもらうことが大切です。 どのような作業が必要になり、追加でこんな費用がかかる可能性がある、と詳しく説明してくれる業者に依頼しましょう。 それでも業者を選べない、という場合は「水道局指定工事事業者」の中から選ぶのも1つです。 一定の条件を満たした業者が水道局から指定を受けて事業展開している証のため、安心して任せることができます。
トイレつまりは少し意識するだけでリスクをぐっと軽減することができます。
トイレつまりを予防するポイントをまとめました。
トイレ掃除には何を使っていますか。トイレ拭き掃除用のシートはもうトイレ掃除の定番品と言えるでしょう。
紙で出来た流せるトイレブラシという商品もありますし、子どもがいる家庭なら流せるおしりふきシートも便利で愛用しているかもしれません。
ですが、これらの商品はいずれもトイレットペーパーと比べると溶けにくいものです。
排水管を詰まらせる可能性はゼロではありません。
いずれも処理が手軽で便利な商品ではありますが、こまめに流す、トイレに流せる商品でも燃えるごみとして処理するなどをした方がトイレつまり予防になります。
トイレは毎日使う場所だけあって、気が付くと汚れが溜まりがちです。
特に尿石は一度つくと取れづらい性質を持っています。
汚れだけでトイレがつまるというのはレアケースではありますが、汚れにトイレットペーパーや排せつ物がひっかかることでつまりを発生しやすくなる場合があります。
こまめにトイレを掃除する、尿石は専用の洗剤で取るなどしましょう。
あまりにトイレが古く、自分たちでは掃除しても汚れが取り切れないという時にはプロにトイレクリーニングを依頼するのも一つの手です。
プロ用の洗剤や高圧洗浄機を用いるので、しっかり汚れが取れます。
特に男性はズボンの後ろポケットに小物を入れがち。
小物を入れたことを忘れてズボンを脱ぎ、小物を便器にうっかり流してしまう…というパターンをよく聞きます。
トイレットペーパーホルダー周辺に小物を置くスペースを設置するとこの“うっかり”を防ぐ効果が期待できます。
一般の方から業者がトイレつまりトラブルで使用する道具の使い方や用途を詳しく解説しますのでご参考にしてください。
一見すると自転車のタイヤに空気を詰める機械のようですよね。
でもこれも立派なプロの道具なんです。
トラブルを解消する仕組み自体はラバーカップと同じ、真空圧を利用するものです。
使い方はホースの先端をトイレの穴部分に合わせて、ハンドルをひくだけ。
ラバーカップ以上の威力でトラブル解決に導きます。
いわば機械式のラバーカップです。
ラバーカップは手で真空圧を発生させますが、ローポンプは機械によって真空圧を発生させます。
ラバーカップより強力なので、ご家庭のラバーカップで歯が立たなかったときでもローポンプなら大丈夫。強力な分水の跳ね返りも多いですが、信頼できる水道業者であれば跳ね返りによる床や壁の汚れも対策してから作業をするので安心してくださいね。
大きなゴミが排水管につまってしまっている時や、排水管がひどく汚れてしまっている時に使用する機械です。
手の届かない排水管の奥までワイヤーが入り込み、異物やゴミを砕いて流れるようにします。
見えない部分での作業だけに、使用にはプロの技が必要とされます。
ワイヤー式パイプクリーナーは一般の方でも購入できる機械ではありますが、使い方を間違えると便器や排水管が取り返しがつかないほど壊れてしまう恐れもあります。ご注意ください。
ドラッグストアやホームセンターで購入できる家庭用薬品よりさらに強力なプロ用薬品。
汚物はもちろん、野菜くずや髪の毛、時間が経ってこびりついた頑固な汚れもしっかり溶かしてくれる頼もしい味方です。
プロ用薬品のなかでも【ピーピースルー】という商品はテレビで紹介されたことがあり、ネットなどで「とても強力!」と口コミが広まっています。
アマゾンなどでは個人でも購入できるようです。
プロが頼りにしているくらいなので、ピーピースルーの効果は本当に強力です。
家庭用として販売している薬品とは威力がまったく違うといってもいいくらいでしょう。
ですが、ピーピースルーを初めとしたプロ用の薬品をご家庭で使用することはあまりおすすめできません。
プロ用の薬品は強力な分、取り扱いがとても難しいんです。
プロ用の薬品は使用時に発熱するものもあります。
また、水回りのパイプの素材によってはプロ用の薬品を使用すると痛んでしまうものも。
プロ用の薬品を個人で使用する場合は必ず手袋、マスク、メガネを着用して皮膚や目を保護しましょう。
また、つまりの原因やパイプの素材などをしっかり確認してから使ってください。
少しでも不安がある場合は無理せずに、プロの水道業者をご用命ください。
水回りトラブル解決の最終兵器ともいえる高圧洗浄機。最近は家庭向けの製品も出ていますが、プロ用は威力が違います。この画像の機械はジェットノズルのヘッドが逆向きになっているのが特徴。高威力で配管内を綺麗にすることができます。ただし高圧洗浄機は場合によっては便器を外さなければならないため、ある面では最終手段ともいえます。 残念なことに、一部の悪徳業者が高い報酬を発生させるために安易に高圧洗浄を進める場合があります。信頼できる水道業者は本当に必要な時に高圧洗浄をご提案します。生活水道センターではお客様目線の水道業者をご紹介しています。
洋式トイレ・和式トイレ・大小便器の詰まり | 基本料金 5,000円(税込) |
台所・洗面台・お風呂・洗濯機の屋内排水口の詰まり | 基本料金 5,000円(税込) |
屋外排水管・下水管の詰まり | 基本料金 5,000円(税込) |
蛇口・混合水栓の水漏れ(台所・浴室・洗面所など) | 基本料金 5,000円(税込) |
トイレタンク内の水漏れ | 基本料金 5,000円(税込) |
便器の下、床下の水漏れ | 基本料金 5,000円(税込) |
大便器・小便器のフラッシュバルブの水漏れ | 基本料金 5,000円(税込) |
洗面・台所のシンク下排水口などの水漏れ | 基本料金 5,000円(税込) |
給水管・排水管の漏水、 鉄管・塩ビ管・銅管・ポリ管・フレキ管などの水漏れ | 基本料金 5,000円(税込) |
トイレつまりは時間をおいても自然に治ることはほぼありません。トイレつまりが起こると慌てるためか、お金がもったいないせいか、放置してみようと考える人もいます。しかし放っておいても状況は改善しません。いざ催した時に慌てるより、早めに対処するのがおすすめです。費用も信頼できる水道屋であれば、作業前に無料で見積もりをお出しします。料金に納得してからの作業なら安心できますよね。
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
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