- 投稿日: 2026/09/11
- 更新日: 2026/09/28
エコジョーズのデメリットとは?導入前に知っておきたい注意点とメリットも解説
ガス代を節約できる高効率給湯器として人気の「エコジョーズ」。省エネ性能の高さや環境への配慮から、給湯器の交換や新築時に検討する方が増えています。しかし、「本当にお得なの?」「デメリットはないの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。エコジョーズは確かに魅力的な設備ですが、導入する前に知っておくべき注意点もいくつか存在します。メリットだけでなくデメリットもしっかり理解した上で導入を決めることで、後悔のない選択ができるのです。この記事では、エコジョーズのデメリットを中心に、メリットや向いている家庭の特徴まで詳しく解説します。
そもそもエコジョーズとは?
エコジョーズは、従来型のガス給湯器よりも高い熱効率でお湯を沸かせる高効率給湯器のことです。従来の給湯器では捨てられていた排気熱を再利用してお湯を温めるため、少ないガスで効率よく給湯できる仕組みになっています。
従来型との違い
従来型のガス給湯器の熱効率は約80%程度でしたが、エコジョーズは約95%という高い熱効率を実現しています。これによりガス使用量を大幅に削減でき、光熱費の節約と環境負荷の低減の両方に貢献します。
普及の背景
近年の環境意識の高まりや、光熱費の高騰を背景に、エコジョーズの導入が急速に進んでいます。大手ガス会社も推奨しており、新築住宅では標準設備として採用されるケースも増えています。
エコジョーズの主なデメリット
省エネ性能が高いエコジョーズですが、導入前に知っておくべきデメリットがいくつかあります。
デメリット①:本体価格が高い
エコジョーズの最大のデメリットは、従来型のガス給湯器と比べて本体価格が高いことです。
・従来型ガス給湯器:15万円〜25万円
・エコジョーズ:20万円〜35万円
本体だけで5万〜10万円程度の差が出るため、初期費用の負担が大きくなります。
デメリット②:ドレン排水工事が必要
エコジョーズは動作の過程で「ドレン水」と呼ばれる酸性の水が発生します。この水を排出するために、専用のドレン排水管を設置する工事が必要です。従来型からの交換では追加工事費用が発生し、5,000円〜30,000円程度の追加コストがかかることがあります。
デメリット③:設置場所に制限がある
ドレン排水管を設置する必要があるため、雨水管や排水口が近くにない場所では設置が難しい場合があります。特にマンションのベランダなどでは、排水設備の制約で設置できないケースもあるので、事前に確認が必要です。
デメリット④:ガス使用量が少ない家庭ではメリットが薄い
エコジョーズは高効率ですが、ガスの使用量が少ない家庭では節約効果が本体価格の差を回収できない可能性があります。特に一人暮らしや共働きで家にいる時間が短い家庭では、投資回収に長い年月がかかることがあります。
デメリット⑤:耐用年数は従来型と同じ
エコジョーズの耐用年数は約10年程度で、従来型ガス給湯器と大きく変わりません。「高機能だから長持ちする」というわけではないので、この点は誤解しないよう注意が必要です。
デメリット⑥:ドレン水の処理と配管詰まりのリスク
エコジョーズから排出されるドレン水は酸性のため、中和器で中和されてから排出されます。中和器は消耗品なので定期的な交換が必要で、メンテナンスコストが発生します。また、ドレン配管が詰まると給湯器が停止することもあります。
エコジョーズのメリット
デメリットだけでなく、エコジョーズには多くのメリットもあります。
メリット①:ガス代の節約になる
エコジョーズは従来型と比べてガス使用量を約13%〜15%削減できると言われています。年間のガス代で換算すると、15,000円〜25,000円程度の節約になる家庭が多いです。
メリット②:CO2排出量の削減
ガス使用量が減ることで、CO2排出量も約13%削減できます。環境負荷を減らしたい方や、ゼロエネルギーハウス(ZEH)を目指す方にとっては大きなメリットです。
メリット③:補助金や割引が受けられる場合がある
自治体やガス会社によっては、エコジョーズの導入に補助金や割引制度が用意されていることがあります。導入前に自治体の制度を調べておくと、初期費用の負担を軽減できます。
メリット④:ガス料金プランの割引
多くのガス会社では、エコジョーズユーザー向けに「エコジョーズ料金プラン」といった割引プランを用意しています。基本料金や従量料金がお得になるため、さらに節約効果を高められます。
エコジョーズが向いている家庭・向いていない家庭
エコジョーズが向いている家庭
以下のような家庭には、エコジョーズがおすすめです。
・家族が4人以上でお湯の使用量が多い
・毎日お風呂を沸かす習慣がある
・長く同じ家に住む予定がある
・環境への配慮を重視したい
・オール電化ではなくガスを使い続けたい
このような家庭では、初期費用の差を光熱費の節約で十分に回収できる可能性が高いです。
エコジョーズが向いていない家庭
一方、以下のような家庭ではメリットが薄い場合があります。
・一人暮らしや二人暮らしでお湯の使用量が少ない
・シャワーのみでほとんどお風呂を沸かさない
・数年以内に引っ越しの予定がある
・設置場所にドレン排水設備がない
このような場合は、従来型のガス給湯器や別の給湯システムを検討する方が経済的なことがあります。
導入前に確認しておきたいポイント
設置場所の確認
ドレン排水管の設置が可能かどうかを、必ず事前に確認しましょう。雨水管や排水口までの距離、勾配の取れる場所かなど、専門業者に現地調査を依頼するのがおすすめです。
投資回収期間の計算
本体価格の差額を、年間のガス代節約額で割ることで、投資回収期間の目安がわかります。一般的には5年〜7年程度で初期費用の差を回収できると言われています。
複数業者からの見積もり
エコジョーズの導入費用は業者によって大きく異なります。必ず2〜3社から相見積もりを取り、料金と保証内容を比較しましょう。
まとめ
エコジョーズは省エネ性能に優れた高効率給湯器ですが、本体価格が高い、ドレン排水工事が必要、設置場所に制限がある、ガス使用量が少ない家庭ではメリットが薄いといったデメリットもあります。しかし、家族が多くお湯の使用量が多い家庭や、長期的に住み続ける予定の家庭にとっては、ガス代の節約と環境への配慮という大きなメリットを享受できます。大切なのは、メリットとデメリットの両方を理解した上で、自分のライフスタイルや家庭環境に合っているかを冷静に判断することです。この記事を参考に、後悔のない給湯器選びをしてください。導入前には必ず複数の業者から見積もりを取り、補助金制度も忘れずにチェックしましょう。









