更新日
  • 投稿日: 2021/05/19
  • 更新日: 2024/03/08

水道設備の緊急事態発生時に知っておくべきたった3つのこと

「水道蛇口から水が大量に漏れだした!」 「トイレの水が止まらない!」 など、水道設備のトラブルは、時を選ばずある日突然やってきます。
けれども、そこで気が動転してしまい、手当たり次第に業者に依頼すると、ぼったくり業者の餌食になってしまうことも…。
ここでは、非常時にも慌てずに対応するために知っておきたいたった3つの重要事項についてレクチャーいたします。

【目次】

  1. 止水栓や元栓の場所
  2. 地域の水道局指定店
  3. クーリングオフ制度

 

ポイント1 止水栓や元栓の場所

「蛇口から水が漏れてくる!」「トイレの水が止まらない」 こんなとき、人はどうしても気が動転してしまいがちです。
それも無理はありません。


もしそのままの状態で放置しておけば、床や壁が水浸しになってしまうのは勿論、集合住宅の場合には隣や下の部屋の人にも迷惑をかけてしまう可能性があります。
下手をしたら、損害賠償を請求される恐れもあります。
けれども、だからといってパッと目に着いたチラシの業者や、冷蔵庫に貼ってあったマグネットの業者、あるいはスマホ検索して最初に出てきた業者などに慌てて依頼するのは、決しておススメできません。


そうした業者の中には、よく調べもしないで高額な料金を請求しているいわゆる「ぼったくり」も多いからです。
しかし、いちいちそれらの会社について素性やら業績やらを調べているような時間はないかもしれませんね。


そんなときは、とにかく水を止めることに全力を注ぎましょう。
つまり、今まさにあふれようとしている水さえ止めてしまえば、ゆっくり業者を調べたり考えたりする時間ができ、ぼったくり業者にひっかかる危険を回避することができるんです。
そのために知っておきたいポイント1は、御自宅における止水栓や元栓のありかです。
大抵はトイレや洗面所等の蛇口のそばにあるのですが、最近のスタイリッシュなトイレですと、わざと見えない場所に隠すようにして設置してあることもあるので、取扱い説明書などで確認して、場所や操作の仕方をチェックしておくと、いざというときに慌てなくて済みますよ。

ポイント2 地域の水道局指定店

 

「自宅の近所にある水道修理業者を調べたらたくさんあり過ぎて、何を基準に選んだらよいか分からない」 こんなときに、まず着目していただきたいのが、水道工事の指定業者であるかということです。


これは、簡単にいえば、例えば東京都などの地域の水道局が、そこの地域の水道工事を任せられるだけのしっかりした会社であると認めた業者であるということです。
この指定業者の認定を受けた業者には指定番号が割り当てられ、水道局へ提出できる「漏水証明書」が発行できたり、万が一トラブルが起きてしまっても地域の水道局が話し合いの窓口となってくれるなど、安心できることばかりです。


お住いの地域においてこのような指定業者を探したいときは、たいていお住いの自治体のホームページからリンクされていますが、切羽詰まったときには、直接自治体に電話等で問い合わせをしても教えてもらえると思います。
新しい土地へ引越しをされた際には、諸手続きに加え、地域の水道工事指定業者を調べておくと安心ですよ。

ポイント3 クーリングオフ制度

「トイレが詰まったので修理を頼んだら、便器と配管一式の交換が必要と言われ、あわてて高額な契約をしてしまった」 このようなとき、役に立つのが「クーリングオフ制度」です。
これは、特定商取引法等で定められた特定の取り引きや契約について、一定期間内であれば、契約してしまった後でも無条件でそれを無効にできる制度です。


不運にも、修理を依頼した業者が悪徳業者であり、不必要な工事や製品の購入を迫られたり、高額な契約を結んでしまったとしても、後から考えて、少しでも不審な点があるならば、決してあきらめないで下さい。


そんなときには、お住まいのエリアの消費生活センターが相談に応じてくれます。
そもそも悪質な訪問販売等から消費者を守るべく作られた法律がクーリングオフという制度なので、安心してこの権利を用いてください。


ただし、施工時に契約書等の「法定書面」を用いた契約をしていない場合や、業者が消費生活センターとの話し合いに応じない場合など、クーリングオフが使えないケースも存在するため、契約する時にはよーく考えてくださいね。


さらに、「無料で点検をしますよ」などと、家に訪問してくる業者にも警戒が必要です。
このような業者の中には、会社の住所や連絡先などを隠したまま訪問してくるため、後から「クレームを入れたい!でも所在が不明だ!」ということもあるんです。
その場合、クーリングオフもできず泣き寝入りするしかない、ということになる可能性もありますので注意しましょう。

監修者

濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任

< 資格 >
管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト
2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
< 趣味 >
ピアノ
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