トイレの水漏れを静岡県熱海市で修理してきました。
トイレの水漏れという依頼が静岡県にお住まいのお客さまからありました。
僕の担当の熱海市の方でしたから、きっちり仕事を行おうという気合が入ります。
ただ、トイレ関係というのは衛生面で最も難しいシチュエーションです。
トイレつまりならば、ラバーカップやローホースやバキューム、薬剤で溶解を試みます。
それでもだめならば、便器の取り外しになります。
金額も張りますし、あまり気が乗らない作業ですが、復旧には仕方ありません。
しかし、今回は「トイレタンク内の部品を交換したい」ということを先方がおっしゃっていましたから、つまりではなさそうです。
気を取り直して現場へ向かいますと、豪勢な住宅が見えてきました。
どこまでも板塀の囲いが続いている日本邸宅です。
玄関の前に駐車しましたが、僕の作業車は何となくこの邸宅には会わないような気がして正直気が引けてしまいました。
しかし、仕事です。僕の担当地域ですから責任をもって対応したいと思います。
インターホンを押しますと、年配のご主人が出てこられました。
挨拶をいたしますと、「お待ちしておりましたよ。」と快く招き入れてくださいました。
僕の今までの不安は杞憂のようでした。
大きなヒノキつくりの玄関に迎えられてお手洗いは家の奥にありました。
長い廊下の突き当りに位置したお手洗いで、ご主人が廊下を歩きながら状況を説明してくださいました。
お手洗いのタンクのチェーンが劣化して切れてしまっているというのです。
水漏れを起こし、水が止まらない理由をすでに突き止められておられる様子でした。
部品劣化による水漏れ、という事から部品交換をお願いしたいと言われました。
お手洗いでタンクを開けますと、中はきれいに清掃されていました。
「14年使っていますから、掃除したんですよ。すると、劣化した部分が壊れてしまって水漏れを起こしてしまいました。」とご主人は恥ずかしそうに言っておられました。
僕は、部品改めて、お手洗い改めて眺めました。丁寧に使われてきれいに保たれています。
こんな風に、長く大切に使われる屋敷やお手洗いが日本中にあることを願いました。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]
