毎年5月上旬に「バラまつり」が行われる伊奈町にお住いの方から、以下の2点 のご相談をいただきました。
・湯船のお湯の栓を抜いても、なかなか排水されない
・洗い場の排水口から水が溢れて来た
◆お風呂場の排水溝は複雑な構造になっている
大半のご家庭のお風呂場の排水溝は、浴槽と洗い場の排水管が繋がっていて、下水の臭いを遮断する(一定の量の水が留まれる)構造になっています。
メリットもある複雑な排水トラップの構造は、残念なことに使用頻度や掃除の頻度によっては、汚れやヌメリなどが溜まりやすく詰まりが起きやすいのです。
■原因
今回のケースは下水管に近い、洗い場の排水口の下で発生した詰まりが原因でした。
小まめにヘアキャッチャーに溜まる髪の毛などは回収していたそうですが、現場に行き確認したところ、ヘアキャッチャーを通過してしまって排水ピースの先で蓄積され詰まってしまったようです。
◆作業内容
まず、詰まりの手前にある各パーツを排水カバー、ヘアキャッチャーを外し、続いて排水筒と排水ピースの順に外します。
次にトラップ内を確認して詰まりの原因となっている汚れやゴミをすべて取り除きます。
この時に目視できる汚れはブラシ等で擦り落とし、頑固なヌメリや石鹸カスなどは弊社持ち込みの洗浄剤を使用し落としていきます。
この後は排水状況を確認します。
湯船に流せず残った水が張ってあったので、栓を抜き様子を見ると汚れやゴミを取り除いたおかげでスムーズに排水ができておりました。
■予防法
ヘアキャッチャーのゴミや汚れを日頃から、取り除いていただくことが1番の予防法です。
また、週1回または2週に1回でもよいので排水トラップのケアとして、パイプクリーナーを流し込み排水口の奥の汚れを流すとより詰まりのリスクは低くなります。
最近は髪の毛を集めてくれる構造のネットや、シールタイプの物が100均やドラッグストアなどで販売されているので、そのようなアイテムを利用して日々の予防に役立ててみてください。
◆最後に
先にお話ししたように、下水に繋がる排水管などのお風呂場から見えない部分、床下などでの詰まりトラブルになると大規模な修理となってしまいます。
日頃から予防兼ねたお掃除は大切です。
しかし、どんなに用心していても詰まりトラブルが起きてしまうこともありますので、お困りの際はお気軽に弊社にご相談ください。
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