南陽市のお宅より、「洗面所の流れが悪い、市販のパイプクリーナーを使っても解消しない」とのご相談をいただきました。簡単に症状を聞き取り、お伺いすることになり、現地へ向かいます。
お電話をいただいたお宅は南陽市の玄関口、JR赤湯駅周辺の市街地ではなく、山形鉄道フラワー長井線の沿線にある住宅地でした。
余談ですが、南陽市には南陽駅はありません。山形鉄道に南陽市役所駅はあります。新南陽駅という駅は南陽市にはなく、はるか遠い山口県にありますのでご注意ください。
お電話をいただいたお宅は大きな集落の中にありました。訪問を告げると、お電話をいただいた奥様が対応してくれました。
詳しくお話を聞くと、だんだん流れが悪くなったのでホームセンターで購入したパイプクリーナーを使用して洗浄。若干、よくなったような気がしたが、また流れが悪くなったとのこと。
市販のパイプクリーナーでも毛髪や油分は強力に分解し、つまりやぬめりを解消してくれます。たしかに専門業者が使用する薬剤ほど強力ではありませんが十分に効果があります。
しかし、あまり効果がないということは、パイプクリーナーの薬剤では分解できない汚れ、あまりに汚れが多すぎて対応できなかったなど、いろいろ原因は考えられます。
早速、洗面台の状態を確認します。家族が多いので使用者も多いようです。水を流してみると確かに流れが悪い。
方法はいろいろありますが、今回のような洗面台の場合は排水管を分解してみるのが早道です。通常、洗面台下の排水管にはトラップ管というS字の配管がついています。中に水が溜まっていますので、下に器を置いて取り外します。
取り外すと中からカランと音を立てて金属の小物と少し大きめのプラの小物が出てきました。そこに毛髪と汚れが絡んでいます。毛髪や汚れはさほど溜まっておらず、パイプクリーナーで清掃後溜まったものでしょう。金属製品はイヤリングでした。プラ製品は化粧品か何かのキャップでした。たぶんこの二つはかなり前から落ちていたのでしょう。これに汚れが絡まり流れが悪くなっていました。今回、詰まっていたキャップとそれに引っかかっていたイヤリング、ゴミの塊を除去して洗浄。組み立て後、水を流すと、さっきとは違い気持ちよく流れていきました。ゴミとイヤリング、キャップをお見せして説明し作業は終了しました。
こちらの洗面台は、排水口に引っかかるものがなく、水と一緒に誤って流れていく構造のため注意が必要なことをお伝えしました。今回は、プラ製のキャップが形の関係で配管のなかで引っかかり流れなくなっていたのが原因だったと思われます。
作業時間は1時間弱でした。
施工日 | 2024年01月16日 |
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エリア/担当店舗 | 南陽市 |
症状 | 洗面つまり |
お見積もり料金 | 9,800円 |
施工料金 | 9,800円 |
施工時間 | 1時間 |
使用年数 | 25年 |