更新日
  • 投稿日: 2025/12/12
  • 更新日: 2025/12/24

マンションでのエコジョーズ導入ガイド:設置条件から費用まで完全解説

    エコジョーズは高効率ガス給湯器として注目を集めており、多くのご家庭で省エネと光熱費削減を実現しています。しかし、マンションでのエコジョーズ設置には、一戸建てとは異なる特有の条件や制約があることを理解しておく必要があります。本記事では、マンションにおけるエコジョーズの設置可能性、設置条件、メリット・デメリット、費用などについて詳しく解説し、導入を検討されている方に役立つ情報をお届けします。

    エコジョーズとは?基本的な仕組みと特徴

    エコジョーズの基本構造

    エコジョーズは従来のガス給湯器では排気として捨てられていた燃焼ガスの熱を回収し、再利用する高効率ガス給湯器です。二次熱交換器を搭載することで、排気温度を大幅に下げながら給湯効率を向上させています。従来型が約80%だった給湯効率を約95%まで向上させることで、大幅な省エネを実現しています。

    従来型給湯器との主な違い

    最も大きな違いはドレン水(結露水)の発生です。エコジョーズは熱回収の過程で結露水が発生するため、この水を適切に排出する設備が必要になります。また、本体サイズが従来型よりもやや大きくなることや、設置時の配管工事が複雑になることなども特徴として挙げられます。

    マンションでのエコジョーズ設置条件

    管理組合の承認と設置可能性

    マンションでエコジョーズを設置する場合、まず管理組合の承認が必要となります。給湯器の交換は専有部分の設備更新ですが、外観の変更や共用部分への影響がある場合は事前の届出や承認が求められます。マンションの管理規約や使用細則を確認し、必要な手続きを踏むことが重要です。

    ドレン排水の処理方法

    エコジョーズ設置で最も重要な条件がドレン水の適切な排水処理です。ドレン水は弱酸性のため、直接ベランダの雨樋に流すことはできません。専用の中和器を設置して中性化するか、室内の排水管に接続する必要があります。マンションの構造や配管状況により、設置方法が制限される場合があります。

    設置スペースと搬入経路

    エコジョーズは従来型給湯器よりもサイズが大きいため、設置場所に十分なスペースがあるか事前確認が必要です。また、マンションの場合、エレベーターや階段を通って搬入する必要があるため、搬入経路の確認も重要です。特に高層階の場合、クレーン車による搬入が必要になることもあります。

    ガス配管と給水配管の対応

    既存のガス配管がエコジョーズに対応しているかの確認も必須です。古いマンションの場合、ガス配管の口径が不足していたり、給水圧力が十分でなかったりする可能性があります。必要に応じて配管の更新工事が必要になることもあります。

    マンションタイプ別の設置パターン

    ベランダ設置タイプ

    最も一般的なのがベランダへの設置です。この場合、ドレン水の処理方法が重要になります。ベランダの排水口に直接接続できる場合もありますが、多くの場合は室内の洗面所や台所の排水管に接続する配管工事が必要です。また、隣戸への騒音や排気の影響も考慮する必要があります。

    パイプシャフト設置タイプ

    マンションによってはパイプシャフト(PS)内にエコジョーズを設置できる場合があります。この場合、外観への影響が少なく、騒音問題も軽減されますが、換気や点検スペースの確保、ドレン処理の配管工事などが複雑になることがあります。

    外壁設置タイプ

    一部のマンションでは外壁に給湯器を設置することが可能です。この場合、管理組合の承認が特に重要になり、外観の統一性や建物への影響を慎重に検討する必要があります。また、高層階では風の影響や安全性も考慮事項となります。

    エコジョーズ導入のメリットと効果

    光熱費削減効果

    エコジョーズ導入により、ガス使用量を約15%削減することが可能です。4人家族の一般的な使用量では、年間で数万円の光熱費削減が期待できます。初期投資費用を5-7年程度で回収できる計算となり、長期的には大きな経済効果が得られます。

    環境負荷軽減効果

    高効率化によりCO2排出量も約15%削減され、環境負荷の軽減に貢献できます。これは年間で約200kg程度のCO2削減に相当し、環境意識の高い方には大きなメリットとなります。また、省エネ性能の向上により、マンション全体の環境性能向上にも寄与します。

    給湯性能の向上

    エコジョーズは給湯能力も向上しており、安定した湯温と湯量を供給できます。特に冬季の給湯性能が安定しており、快適な給湯環境を実現できます。また、最新機種では省エネ運転モードや学習機能なども搭載されています。

    設置費用と補助金制度

    設置費用の内訳

    マンションでのエコジョーズ設置費用は、機器代金、工事費、付帯工事費を含めて20-40万円程度が一般的です。ドレン配管工事が複雑な場合や、ガス配管の更新が必要な場合はさらに費用が上がることがあります。マンションでは一戸建てよりも工事費が高くなる傾向があります。

    国・自治体の補助金制度

    エコジョーズ設置には国や自治体からの補助金制度が利用できる場合があります。給湯省エネ事業などの国の補助金制度や、各自治体独自の省エネ機器導入補助などがあります。補助金額は2-5万円程度が一般的で、申請時期や予算により利用可能性が変わるため、事前の確認が必要です。

    ガス会社のサポート制度

    多くのガス会社ではエコジョーズ導入促進のための優遇制度を設けています。機器代金の割引、分割払いサービス、保証期間の延長などのサポートが受けられる場合があります。契約しているガス会社に相談することで、お得な導入プランを提案してもらえることもあります。

    設置前の確認事項と注意点

    事前調査の重要性

    エコジョーズ設置前には必ず専門業者による現地調査を実施することが重要です。設置場所の確認、配管状況の調査、ドレン排水経路の検討、管理組合への確認事項の整理などを行います。この調査により、設置可能性と正確な費用を把握できます。

    近隣住民への配慮

    マンションでは近隣住民への騒音や排気の影響を考慮する必要があります。エコジョーズは従来型よりも静音性が向上していますが、設置位置によっては隣戸への影響が考えられます。事前に管理組合や近隣住民への説明を行うことが望ましいでしょう。

    保証と定期点検

    エコジョーズは精密な機器のため、適切な保証と定期点検が重要です。メーカー保証の内容確認、定期点検サービスの利用、緊急時の連絡体制の確保などを設置前に整備しておくことで、長期間安心して使用できます。

    マンションでのエコジョーズ設置は、適切な事前調査と計画により多くのメリットを得ることができます。管理組合との調整、設置条件の確認、費用対効果の検討を十分に行い、専門業者と相談しながら導入を進めることが成功の鍵となります。

    監修者

    監修者 濱本孝一

    濱本 孝一 Koichi Hamamoto
    代表取締役

    資格

    • 管工事施工管理技士 第136353号
    • 給水装置主任技術者
    • 排水設備工事責任技術者
    • ガス消費機器設置工事監督者
    • ガス機器設置スペシャリスト
    • 2級ガソリン自動車整備士
    • 2級ディーゼル自動車整備士
    • 美容師
    • 管理美容師

    趣味

    • ピアノ

    ※代表ご挨拶ページはこちらから確認できます。

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