トイレのつまりは、お掃除シートが原因。便器を脱着して40分程で解決！
帰り支度をしていると、電話が入りました。30代前半と思われる女性からで、修理のご依頼でした。かなり焦られているご様子で、トイレつまりのトラブルとのことでした。教えていただいた愛知県大府市のお宅には20分程で到着、まだ真新しい2階建ての一軒家でした。後から聞いたお話では、昨年購入したばかりの建売住宅だそうで、ご夫婦お二人暮らしのようです。
玄関でお客様と対面すると、思っていたよりも早く到着したからでしょう、少し安心した表情をされたように感じました。それはそうでしょう、トイレがいきなりつまってしまうと、不安になるものです。リビングに通されると、ポップな感じの絵画が目に止まりました。また、テーブルには品種は分からなかったものの、鮮やかな赤が印象的な花が飾られていて、幸せな夫婦像が浮かび、羨ましく感じていました。そんなことを想像していると、お客様がキッチンから淹れ立てのコーヒーを持ってきて、勧められました。落ち着いたところでお話を伺うと、明日の午後にご主人のご両親が3年振りに訪ねて来られるそうで、念入りに掃除をされていたようです。特にトイレは力を入れていたそうで、お掃除シートを何枚も何枚も使って磨いていたということでした。時間を忘れて続けていると、ピカピカになったそうです。終わりにしようと思い水を流したところ、まったく流れなかったそうです。何度が試していると、水が便器から溢れそうになったとの事でした。
トイレに案内していただくと、水位は低くなっていたようですが、普通よりはかなり高い位置で、つまっているのは間違いない状況でした。念のため便器を点検させていただいたところ、一目でお掃除シートがつまっているのが分かりました。お客様のお話から推察すると、大量につまっていることが予想され、かなり手強い作業になりそうです。
お客様に状況をお伝えし、便器の脱着をすることのご了解をいただきました。この種のつまりは、手で掻き出すしかないからです。作業を進めると、予想以上にぎっしりつまっていて、なかなかゴールが見えませんでした。それでも根気強く続けたところ、40分程ですべての除去が完了。お客様に水が流れていくのを確認していただくと、大変感謝されました。これでご両親を、安心して迎え入れられることができるしょう。
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