愛西市お住いのお客様の急ぎの要望(洗面つまり)
電話での依頼ですが、慌てていた様でした。排水が以前から悪く、ごまかしながら、使っていたが今朝は全く流れなくなったとの事でした。
お客様は一刻でも早く来てほしいとの事で、幸いにもすぐ近くにいたので30分ほどでお客様宅にお伺いする事ができました。
お客様は70代の老夫婦で、洗面詰まりに加えてパッキンも劣化しておりいまにも洗面から水がこぼれそうで困り果てていました。見てみると洗面つまりが酷く排水が完全にできていない状態に加えて、水道パッキンが劣化しているのかぽたぽたと水道から水が漏れており、洗面台に水が溜まっていく一方です。
お客様はその水を夫婦交代でバケツで汲んで排水してその場をしのいでいたそうですが、そんなことがいつまでも続くわけがありません。
まずは洗面所の水をバケツとポンプを使い少しバケツに排水して当座を処理します。その後に洗面台の排水を外してみると長年洗っていなかったのでしょうか?配管全体がヘドロ状になっている汚れで詰まっています。
高圧で丁寧にヘドロ状の汚れをそぎ落として、排水トラップの上と下も掃除をしてつまりを直します。慢性的なつまりであるのなら、このヘドロ状の汚れが原因で間違いないが、お客様が言うには「前から詰まってたが急に悪くなった」との事です。なにか急激な原因があるのではと思い、調べてみると、洗面所の排水溝のごく浅い所に陶器の様な物が詰まっているのが発見できました。
この様なものが原因でおそらく急激に症状が悪化したのだと思います。その陶器のかけらを吸引して主な作業は終了しました。排水トラップを元通りに戻して水を流してみると水は無事に排水されていきます。その様子を見てお客様は大げさでなく涙を流さんばかりに喜んでいました。この仕事をやっていてよかったなあとふと思いました。
お客様の要望でその場で水道パッキンの交換も行い、お客様と雑談をしたのですが若いころは名古屋市内で教師をしていて定年を機に愛西市に戻ってきたのですが、やはり人間が年を取ると建物も年を取るとおっしゃっていたのが印象に残っています。最後に排水トラップもまだ使えるが、あと10年もしたら交換をした方がいいかもしれないとお伝えしてお別れをしました。
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