更新日
  • 投稿日: 2022/08/02
  • 更新日: 2024/03/07

食洗機の設置は自分でできる?依頼する?

食洗器

自宅に食洗機を入れたいので、導入にあたっての費用や設置方法を知りたい
知り合いからもらった食洗機を、費用を抑えるために自分で設置したい
ネットで格安食洗機を見つけたが、設置工事の依頼は必要?
いま、この記事を読んでおられるあなたは、こんなことでお困りではないでしょうか?
家事の時短にとって非常に便利な食洗機ですが、「自宅の台所スペースにちゃんと設置できるのか」とか、「設置工事はどうしよう」といった心配なことも多々あります。
確かに食洗機の設置を正しく行えないと、せっかく買った食洗機が使用できないだけでなく、場合によっては漏水を起こして家の中が水びたしになったり、マンションなどでは下の階にまで水がもれてしまい、損害賠償を請求されるなんてことも。
そこで今回は、水まわりに関する工事を年間5万件以上こなしている生活水道センターのテクニカル社員である私から、食洗機の設置にまつわるあれこれについて解説していきたいと思います。
ズバリ結論から申し上げるのならば、特別な資格のない一般の方がDIYで食洗機を設置するには知識やコツが要ります。さらに、業者に依頼する際も、ちゃんとした業者を選ばないと貴重なお金や時間をムダにしてしまうでしょう。
しかし、この記事を読んでさえいただけば、どなたにでもちゃんと食洗機の設置、あるいはその手配ができるようになるでしょう。ですから、ぜひとも最後まで読んでくださいね。

1.食洗機の種類及び特徴とは

御家庭で用いられる食洗機には、大きく分けて2つのタイプがあります。
①置いてセッティングする「卓上タイプ」
②シンク下やキャビネット部分にセッティングする「ビルトインタイプ」
これらの本体込みの設置価格の相場はと言いますと①がおよそ五万円〜②がおよそ十万円〜となっています。新たに導入する際には、それぞれの特徴や取り付けに要する金額などをチェックしましょう。

1.1 卓上タイプ

こちらの類のマシンは値段が安く、セッティングの手間や費用がそれほどかからないことが大きなメリットだといえます。取りつけ工事はプロに任せることもできますが、DIYでも可能です。あまりたくさんの食器を持っていない人や一人暮らしの人におすすめです。
卓上タイプには、使うたびに水を入れる必要がある「タンクタイプ」。そしてオートで水を供給する「分岐水栓タイプ」があります。

1.1.1 タンクタイプ

食器を洗うための水を貯える貯水槽が内蔵された食洗機を指します。水栓などに設置する工事は不要で、購入したらすぐに使えます。また、使わないときは自由に移動できるなど、場所を選ばすに使用できて便利です。

1.1.2 分岐水栓タイプ

水道に分岐水栓を取りつけて、食器を洗う水を確保する食洗機です。使用にあたり、専用のコンセントの有無や分岐水栓の取りつけができるかどうかを確認する必要が出てきます。大がかりな工事は必要ないため、賃貸住宅にも導入できるのがポイントです。また取付作業を自宅で行うことも可能です。

1.2 ビルトインタイプ

ビルトインタイプは、キッチンシンクの下やキャビネットにセッティングするものです。置き場所を取らず、調理スペースなどを確保できる点がメリットでしょう。また大型のものも多いので、大家族で一度に大量の食器を洗いたいときに便利です。
けれども、ビルトインタイプの食洗機はいわばキッチンの一部を取り換えるため、賃貸住宅には設置できません。
また、ビルトインタイプの取りかえや、後付け工事にあたる人の条件として、電気や水まわりに関する専門資格の保有者であることが推奨されています。DIYでの設置及び交換はほぼ不可能であると考えてよいでしょう。

2.食洗機セレクトにおけるポイント

2.1 一回で洗える皿の量は

食洗機のセレクトにあたっては、一回あたりでどれだけの量の皿や鍋を洗えるかを把握することが重要です。「3人分」と表記があればおよそ20点、「5人分」ならば40点~50点ほどの食器を一回あたりで洗うことができるでしょう。
また、食器に限らず、鍋やフライパンといった大きな調理器具が入るかどうかも重要です。

2.2 洗浄力の強さは

セレクトにあたっては、洗う力の強さも要チェック。洗浄力がある程度強くないと、せっかくの食洗機なのに油汚れを落としきれず、手で洗い直さなければいけなくなることもあるでしょう。
製品によっては汚れのレベルに応じて洗浄レベルを変えられるものもあります。こうした点も事前に確認しておくとよいですね。

2.3 扉の開き方は

台所の限られたスペースに設置する食洗機は、その扉がどのように開くのかということもセレクトの際の大きなポイントとなります。

2.3.1 前開き式

卓上タイプとビルトインタイプの両方に取り入れられています。
取っ手を引き、ドアを手前に倒すような形にてオープンするもの。開けるときに、製品以上の高さを必要としないのがメリットです。本体上部にドアがないため、上に物を置けます。
前開き式を選ぶ際は、本体の手前に十分な空きをキープ可能かを確認しするとよいですね。

2.3.2 上下開き式

卓上型のみに採用されている開き方です。
こちらは、ドアの下部が前に倒れて持ち上がるように開く。あるいは扉が上に開いたりするモデルです。食洗機の中がしっかり見えて状態を確認しやすいく、かさばるキッチングッズをラクラク収容できるのが何よりの利点でしょう。
こちらも手前に十分な空きがあるかについてチェックしておくべきです。

2.3.3 引き出し式

ビルトインタイプのみに取り入れられているタイプです。
こちらは、扉を手前にスライドさせるように開ける開閉方式であります。フロント部を台所と同じカラーに統一できるために、使用していないときも台所をスタイリッシュな見栄えにできます。
また、このタイプには、使用する水量を節約できたり、中身がよく見えるものが多いことも利点の一つでしょう。

2.4 ドライ機能は

食洗機には、ただ食器を洗うだけでなくドライまでできる製品もあります。ドライ機能がついていれば、食器を洗った後に拭く手間が省けて、すぐ食器を片づけられるので便利ですよね。
また、洗浄&乾燥が終わってからすぐに食器を片付けられないときでも、余熱で乾燥状態を持続させてくれるモードがついている製品も。これなら洗った食器を清潔に保管できますね。

2.5 その他の機能

これらに加えて、エコモードやタイマーなどの便利機能を備えている製品があります。特にエコモードは、電気代を抑えながら使用できるので、電気代が高騰していることもあって注目されています。
また、節水モードを選択することで、水道代の節約が可能。食洗機は水を多く使うという先入観がありますが、製品によっては手洗いよりも水量を抑えられるため、環境にやさしいといえるでしょう。

3 DIYで設置できる?やり方は?

3.1 卓上タイプ

アパートなどにおいて取り付けるのであれば、設置の面からも卓上タイプがおすすめです。

3.1.1 タンクタイプ

タンクタイプの食洗機は取り付けがとてもやりやすく、業者へ頼まなくても自宅で容易にセッティングできます。
①前準備
取付作業に着手する前に以下のポイントをチェックしましょう。
  • 安定的に置けるだけの空間が確保されているか
  • ドアは全開できるか
  • 給水がしやすいか
  • 排水ホースがシンクに届くか
  • コンセントが届くか
②本体に排水用のホースを取り付ける
③コンセントをさす

3.1.2 分岐水栓タイプ

卓上タイプのうち、自動給水ができる分岐水栓タイプの設置に際しては、じゃぐちを一度取り外さなくてはなりません。退去時のトラブルを避けるためにもまずは管理担当者に声をかけましょう。
①止水栓 or 元栓で水をストップ
作業をする前に必ず台所の水を止めます。この作業をしなければ、作業中に周囲が水びたしになってしまいますよ。
台所のシンク下を開け、止水栓を右に回し、水を確実にストップさせましょう。手でひねって止めるられるものもあれば、工具を用いるものなど形状はさまざまです。
止水栓が見つけ出すことができない、あるいは固くて動かせないといったときには、元栓を使って水をストップさせましょう。
②分岐水栓の準備
食器を洗うために必要な水を、水道蛇口の付け根部分から枝分かれさせて引いてくるための装置を分岐水栓といいます。この設備がついていなければ、別途購入が必要です。蛇口につけられた品番や製造番号を確かめた後に、食洗機のメーカーページなどで比べ合わせつつ、ご自宅の水道に合うものを用意しましょう。
③分岐水栓を蛇口につける
こちらのセッティング方法は、機種、蛇口の位置や形、型番、メーカーによりそれぞれ少しづつちがいます。取扱説明書の記載を参考にセッティングしましょう。
ここでは標準的な作業手順を紹介します。
1)レバーと本体のカバー及びカートリッジを抜き取り、分岐栓を差し込みます。
2)カートリッジ、本体カバーとレバーを1)とは逆のやり方で戻します。
3)分岐コックと給湯ホースをつなぎ、排水ホースの位置を決めてすえつければ完了です。
なお、分岐水栓をつけるときには、今使っている蛇口と適合するものを選ばなくてはいけません。蛇口の型によってはうまくつけられないケースも想定できるんです。
そんなときは水栓自体を新しいものに取り換える給水コンセントを新たに追加するといった手段も考えられるでしょう。けれども水回りの作業に慣れていない人にとっては、こうしたことはなかなか難しく感じるかも。
さらに作業がうまくできないと、漏水などにつながることもあるため、不安を感じる方は、プロへ依頼しましょう。
③給水用のホースと分岐水栓をジョイント
本体といっしょについてくる給水用のホースと、②でくっつけた分岐水栓をジョイントさせれば作業完了です。ひととおりの作業が終わったら、元栓あるいは止水栓を元に戻し、コンセントを入れてから試運転をしてみましょう。問題なく動いて排水までできたら作業終了です。

3.2 ビルトインタイプの場合

一方、ビルトインタイプにおいては、卓上型とは事情が異なります。

3.2.1 高い技術が必要なセッティング

基本的に、ビルドインタイプの食洗機のセッティングは専門業者が行うケースがほとんどです。
元来ビルトイン食洗機は、専門業者による工事を必要とする「住宅設備機器」です。卓上型食洗機のような「家電」とは異なり、取付工事に関しては工具や部材だけでなく、水まわり工事に関してや、電気工事についての経験や技術が要求されるプロ向け商品であります。
そのため、ビルトイン食洗機の取り換えやセッティング工事を行う人は、以下の資格の保有者が適しているといわれています。
・給水装置設置技術主任者
・排水設備工事責任技術者
・第一種電気工事士
・第二種電気工事士
ですから、DIYで工事については、給排水のみの工事であれば特に資格は不要であるものの、それでも給排水配管の施工の経験がある方が望ましいとされています。
また新たに電源をつけたたり、アース配線を行う状況においては、第二種電気工事士以上の資格保持が必須です。資格を持っていない人が工事をするのは、法律において禁止されています。
こうしたことから、多くのセールス業者においては、ビルトインタイプの食洗機だけを単体で売っていません。責任を持って提供できるよう、商品と取付工事をセットで売っているところが多いようです。

4 DIY施工のリスクとは

「必要とされるだけの資格等はあり、腕に覚えもあるので、ぜひとも自分でやってみたい」
けれどもDIY施工には以下のようなリスクが伴います。

4.1 うまく取付できないリスク

ビルトイン食洗機には多種多様なモデルがあります。同じ製品同士の交換であれば比較的簡単ですが、別機種への買い替えや新規セッティングの場合は、御自宅の配管状況次第ではせっかく買ったのに取り付けができないリスクが考えられます。
こうしたリスクを防ぐためには、メーカーが公表してる買い替え表をよく吟味するのはもちろんですが、それでもすべての製品が掲載されているわけではないので、プロであっても判断が難しいケースもあります。
導入しようとしている食洗機がご自宅の設置状況に適合するかどうかは、事前に十分に確認してください。

4.2 漏水のリスク

ビルトイン食洗機の設定においては、食洗機専用の給排水設備が必要となります。そのため、適正なセッティングができないと漏水の危険性が増します。食洗機は一度にそれなりの量の水を使用しますので、漏水時には階下にも被害を及ぼしてしまうといったリスクが伴います。なお、DIYにてセッティングされた場合は、漏水などが発生してもメーカー保証の対象外となりますので御注意ください。

4.3 腰痛&ケガ発症のリスク

ビルトイン食洗機は、約20キロ~50キロあるので、搬出入や処分といった取扱いはとても注意が必要です。
さらに、古い製品を搬出する際は、製品内に水がたまっていることでさらに重さが増しているなんてこともあります。ですから、搬入や搬出には男性二人以上の力が必要でしょう。それでもケガをしたり、腰を痛めてしまうリスクが伴いますので、持ち運びにはくれぐれもご注意ください。
こうしたリスクを考慮すると、よほど経験がある方以外はプロに依頼される方が得策だといえます。

5. ビルトインタイプをDIYで取りかえるには

ここからは、スライドオープン・ディープタイプのビルトインタイプを同じ機種のものへと取り換えるやりかたをのべていきます。
※作業は全て自己責任にて行ってください。

5.1 前準備

1)台所の床を保護する

ビルドインタイプの食洗機は20キロから50キロの重さがあります。作業時に台所の床に傷がつかないように、作業開始前に養生シートを敷きます。養生シートがない場合はダンボールなどで代用しましょう。

2)工具や部材を揃える

作業には多くの工具が必要となります。必要となる工具や部材が揃っているか前もって確認しておくと後の作業がスムーズに進みます。
  • モンキーレンチ
  • ドライバー
  • 電動ドリル
  • 雑巾
  • バケツ

5.2 水と電気を止める

状況によっては、シンク下及びコンロ下の引き出しは、一時的に撤去しましょう。

1)ひきだしを取り外す(必要があれば)

「止水栓が及びコンセントがシンクやコンロの下にあって作業がやりにくい」
このような時は、作業をしやすくするためにひきだしを一時的に外しておきましょう。もしこれらが食洗機の下部にあるのであれば、取り外さなくても大丈夫です。

2)水をストップさせる

ビルトイン食洗機専用の止水栓を時計まわりにひねり、水を止めます。もしも止水栓がないのであれば、家全体の元栓を用いましょう。

3)コンセントを抜く

食洗機用のコンセントを引き抜きます。たいては点検口を開けた奥にあるでしょう。このとき、留め金をしっかりと保管しておきます。
もしも本体の下にある場合は、差込口へのホコリの侵入を防ぐためにテープを貼っておくとよいでしょう。
本体下にコンセントを見つけられないのであれば、コンロ下の奥にある点検口の裏側にあることが多いです。この際も、点検口の留め金をしっかりと保管しておきましょう。

5.3 古い本体を撤去する

1)配管を取り外す

食洗機の給水及び排水配管を取り外します。排水管が食洗機の後ろにあるのであれば、この作業は古い本体を取り除いた後にやります。
配管の除去や接続にはモンキーレンチを使用します。配管を取り外すと排水から臭い匂いが上がってきますが、新しい食洗機の排水配管を接続すれば匂いは収まるので安心してください。作業をしていると管の中に入っていた水がこぼれてくるので、バケツなどで受けましょう。

2)古い本体を撤去する

下部配管のカバーを取り外し、据え付けられているビスをドライバーで取り除きます。その後、食洗機本体を手前に引き出すと取り外せます。
壊れて使えなくなった食洗機は内部にまだ大量の水が残存していることも。そのため、搬出時に傾けて持つと水がこぼれてしまうことも。ですから、搬出する際は、床やその周辺を汚さないためにもできるだけ平行に持って動かすようにしましょう。
その後、台枠を撤去します。

5.4 周辺を清掃する

本体を撤去したら、普段なかなか掃除ができない場所なのでこの期を利用して清掃するとよいでしょう。中性洗剤を使って床や壁などを雑巾やスポンジ等で磨いてキレイにします。

5.5 台枠の組み立てと設置場所の準備

1)台枠の構築

取扱い説明書を見ながら、新しくセッティングする食洗機を乗せるための台枠を組み立てます。

2)高さ寸法を手直しする

台枠の組み立てが終了したら、セッティング場所に合わせた最適な高さ寸法になるよう手直しします。台枠の脚の部分を手直ししながら、横、奥行き、全ての面でフラットになっているかを水平器を用いて確認しましょう。

3)前後寸法を調整する

②にて取りだした引出を元に戻します。その後、配管カバーを取り付けた台枠をセッティング場所に置き、前後の寸法調整をします。
経年使用による歪み等により、本体の左右引き出し扉の面の出面がそろわないケースがあります。キャビネットが前後に動くようであればこの時点で調整し、本体の出面がピッタリ合うようにしておきましょう。

4)台枠をすえつける

前後の出面位置が定まったら、道具を使って台枠を据え付けましょう。配管カバーを取り外し、左右をビスにて固定。左右4ヶ所、合計8ヶ所にビス固定穴が設けられていますが、内側の2ヶ所ずつ、合計4ヶ所をビスにて固定します。さらに、奥側の左右どちらかに転倒防止金具を取り付けましょう。

5.6 新しい本体を取り付ける

1)ホース及び電源をジョイントさせる

本体を設置場所の前まで動かして、給排水用のホースと、電源をジョイントさせます。
もしも給排水用のホースや電源コードの長さがギリギリであるのならば、各配管をつなぐのは本体を設置した後に行うようにします。この場合、各種ホース・コードをたぐりよせなくてはならないので、手の届きやすいところに配置しておきましょう。

2)本体を台枠の上に取りつける

本体を台枠の上にセッティングします。後部までスライドさせる際には、排水ホースなどが後部固定金具に挟まれないように注意して押し込みましょう。定位置にセッティングできたら、専用固定金具を用いて前面部をすえつけます。

3)蹴込板を取りつける

食洗機と同梱してある蹴込み板を床と食洗機の高さに合わせ、カッターナイフ等で切り取ります。前後出面を調整して取りつけましょう。

4)ドアパネルを設置する

本体にドアパネルを取り付けのであれば、ズレるのを防ぐため、両面テープを用いましょう。なお、この作業をするときは、電動工具ではなく手回しドライバーにて行ってください。電動工具で締めると必要以上に締めつけてしまって、パネルを押さえる枠が壊れてしまう恐れがあります。
なお、ドア面材の下穴を開けるには電動工具を使用しましょう。

5.7 動作確認による最終チェックを行う

設置が終わったら、試運転を行います。給排水部分より漏水が起きていないか、触ってみながら確認します。ちゃんと動いて、かつ水もれがなければセッティング終了です。
なお試運転は念の為に、2回ほど回しましょう。内部の排水部に臭気止めの水が溜まっている(封水)状態が正常です。

6. 頼むならどこがよい?

DIYにて食洗機の取りつけを検討した、あるいは実際に自分で途中までやってみたものの、やっぱり難しそうなのでやめておいた。あるいは作業中に想定を超えたハプニングが起きて、「やはりDIYでやるのは難しい」と自宅での作業を断念されることもあろうかと思われます。
このようなときは決してムリをせず、プロに依頼するのが得策です。
ではここからは、取りつけを依頼するのであればどこがよいのかを見ていきましょう。

6.1 購入したお店

真っ先に思いつくのが、やはりその食洗機を購入したお店だろうと思われます。たしかに、購入時に商品販売と取り付け工事がセットになっていることから、お店に頼めばなんとかなると考える人は多いでしょう。
けれども、ネットで購入したり、中古品である場合にはこの手は使えません。
さらに、購入時に一度、取り付け工事を断っていた場合は、今さら取り付け工事を頼むことは難しいかもしれません。
ちなみに、こうした特に大型の販売店では、自社スタッフが工事することはほとんどなく、外部の協力業者さんに依頼するケースがほとんど。そのため、余計な中間費用が発生して、料金が割高になる可能性は否定できません。

6.2 工務店やリフォーム店

工務店やリフォーム店では、システムキッチン等の設置も手掛けます。なので依頼すれば食洗機の設置工事も引き受けてくれるかもしれません。
しかし、こうした店の専属職人は主に大工さんが多く、機器交換のみの工事の経験値はあまり高くないでしょう。
さらに、本体のセッティングに求められる水栓及び電気工事は、こちらも外部の協力業者さんに任せるケースが大部分です。そのため、余計な中間費用が発生し、料金が割高になるかもしれません。

6.3 ネットのなんでも屋さん

ネットで「食洗機 設置」などと検索すると、食洗機のセッティングを請け負ってくれる個人などを探すことができるでしょう。
ただし、そういったところに掲載されているところは、バックグラウンドが実に多種多様。経験豊かな町の個人業者の方から、単にDIYが得意な一般会社員の方まで様々であるため、技術力にも当然バラつきがあるでしょう。
また、一人でやっているところもあるので、何十キロもある食洗機を動かすような作業は断られるかもしれません。

6.4 水まわり専門店

食洗機の設置においては、状況次第では新しい水栓設備の設置といった作業が発生します。その点、専門店はいわば水廻りのプロですから、高い技術力でバッチリ対応してくれるでしょう。さらに、生活水道センターでは工事も外部業者に依頼するのではなく、直営にて自社の職人が行いますので、料金も抑えられます。

7 適正業者を探すには

「食洗機のセッティングを頼むなら、やっぱり水廻り専門業者にしたい。でも、どうやって探せばいいのかしら」
こんな場合にぜひ参考にしていただきたい、適正業者の探し方について説明していきます。

7.1 ネット検索に潜むワナ

信頼できる業者を探す際、やはり一番信憑性の高い情報は、リアルな友人・知人からの口コミでしょう。けれども、引っ越してきたばかりであるなど、知り合いも少ない状況においては、頼りにできるは必然的にネットの情報となります。
ただし、業者をネットにて選ぶ際に「これだけはしてはいけない」ということがあります。それは
「検索して、一番上に出てきた業者に無条件にて申し込む」
です。
ためしにスマホで検索してみて、結果が表示されたとしましょう。そうしたら、一番上をクリックするまえに画面を拡大して(あるいは拡大鏡を用意して)よく見ましょう。そこに小さく「広告」という文字はありませんか?
もし「広告」の2文字があったら、それは検索サイトに選ばれた業者ではありません。つまり、単に有料で自社の広告を表示しているだけであり、そこにしれっと悪徳業者が混じっている可能性もあるのです。現に各地の消費生活センターでは、そうした業者からのぼったくり被害にあってしまった事例が多数報告されています。
さらに最近は「広告」じゃない、本当に上位にて表示された業者にさえも悪徳業者が混じっていたという事例も報告済み。
このように多額のお金をかけてでも、上位表示させることが(あるいはみせかけることが)できれば、顧客が獲得できる。さらにその顧客から何十万円ものお金をぼったくった後に姿を消せば、十分元がとれる。実はこういった背景が存在するんですね。
ですから、依頼をするのであればHPの中身をよく吟味して、そこの業者が本当に信憑性の高い内容であるを確かめましょう。

7.2 必須条件:水道局の指定店

ホームページだけでなくチラシなどにもいえることですが、業者をセレクトする際には、真っ先に確認してほしいことがあります。
それは、地域の水道局から適正業者として認定を受けているかどうかです。
上水道や下水道は、地域の住民みんなの暮らしに直結する非常に重要な事業です。それだけに地域の水道局では、そうした上下水道工事を行う業者を一定の基準を設けてチェックしているんです。さらに基準を満たした業者を「指定給水装置工事事業者」として認定しているというわけですね。
お住いの市町村水道局のページには、認定された業者一覧が表示されています。
業者を決めるときは、必ずこの認定を確かめるましょう。

7.3 保証体制も確かめよう

食洗機ではある程度まとまった水を使うため、もしもセッティングがうまくいかないと、大規模な水漏れが発生する可能性があります。もしもアパートなどでこのような事態が起きてしまうと、下の階の人への補償等で膨大なお金を支払わなくてはならないなんて事態にも。
ですから、依頼しようとしている業者がどのような水漏れ事故保証補償体制を取っているかを前もって確認しておく必要があるでしょう。
ですからまともな会社であれば、万が一の事態に備えて工事保険に入っているはずです。そしてもしも行った工事に不備があり、顧客の家屋に損害を与えてしまったとしても、工事保険から賠償が受けられるでしょう。ですから、この点もチェックしておきましょう。

7.4 複数の見積りを請求

さて、上記の方法でめぼしいところを数社選び出したら、それらから相見積を取りましょう。もちろん、見積り無料のところからですよ。
その際チェックしておくポイントは、
・値段がほどほどであるか
・料金体系がそれなりに理解できるか
・担当者のみだしなみや言葉遣いはどうか
・口コミや施工事例、実績等をHPなどでちゃんと公開しているか
・現金以外でも支払いができるか
・見積り後のキャンセルはできるか
・休日や夜中でも来てくれるか
等があります。特に料金は、高すぎても安すぎてもトラブルの原因となりがち。できれば真ん中の価格帯をセレクトしましょう。

8 当社の対応

ここからは、当社における対応について説明をいたします。
 
わたしたちは1994年に設立された30年近くの実績を持つ水廻り専門家であり、もちろん水道局より認定を受けた指定業者です。
 
さらに年間の対応総実績は約5万件。まさに水廻りに関するエキスパート職人が集結しています。
 
また、日本中に支店や協力店があるので、御連絡があれば最速15分でかけつけます。
 
「電話をしたいけど、こんな真夜中では受け付けてくれないかな?」
「年の初めや終わりの時期、あるいは家族が集まる夏休み休暇中はムリかな?」
そんな御心配にはおよびません。当社は1年中&一日中休みなく電話をお受けしていますから、思い立ったらそのときにご連絡してきてくださいね。
 
 
もちろん、お見積りは無料。
加えて料金は全国一律で
 
基本料金:5000円 +(作業料+材料費)
 
というシンプルな料金体系です。このほかにもいろいろな割引き制度があり、特に今は食洗機取付や修理に関する特別割引も実施中。
詳しくはこちらのページで御確認ください。
 

まとめ

食洗機のセッティングを自分で行いたい人が知っておくべきポイントは以下。
・卓上型ならDIYでのセッティングが可能
・追加の水栓工事が必要、あるいはビルドイン式であるならプロに頼んだほうが安心
・依頼するなら生活水道センターまで
 

監修者

濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任

< 資格 >
管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト
2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
< 趣味 >
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