一関市中心部のワンルームマンションで洗面つまりを解消

岩手県の最も南に位置する一関市は、栗駒山山麓を始め豊かな自然に恵まれています。温泉や景勝地も豊富ですが、一ノ関駅を中心に発展する市街地には住宅やマンションも多く、日々トラブル解決に当たっています。今回紹介するのはワンルームマンションにおける洗面つまりの事例です。
盆地ならではの酷暑が続く8月中旬、昼休憩を活かし事務所で涼んでいたところ、突然電話が鳴り響きました。受付より電話を代わり直接案件を伺ったところ、「洗面台のつまりに悩まされているので直して欲しい」との若い女性の声。営業車を飛ばし磐井川を渡ると、5分程でお客様の住むマンションに到着しました。
お客様の部屋は2階奥。案内された洗面台にはシンプルなレバー式水栓が付き綺麗な雰囲気でしたが、棚には高級そうなシャンプーやトリートメントが並び、頻繁に洗髪している事を窺わせます。実際事情を伺うと、「引っ越ししてからというもの仕事が忙しくて排水口の奥まで掃除する機会が無く、そのままでいたらとうとうつまる様になってしまった。方法はあるのだろうが、今後も無理そうなので業者に依頼した」との事でした。
ヘアキャッチャーを外し配管の奥を点検しましたが、手前からヌルっとした水垢が厚く付着しており、これらの滞留が原因と断定。配管洗浄や臭い除去をメインに見積り、承諾を頂いて作業に入りました。
滞留した水垢はシャンプーの油脂成分や髪の毛がメインでまだ柔らかく、配管専用ブラシを挿入し洗浄を行いました。内壁に固着したつまりを落としながら曲がりくねったSトラップを抜けるとフッと抵抗感が消え完全に貫通。水がスムーズに通る事を確認した後、業務用パイプ洗浄液を投入して消臭を行い、無事作業完了となりました。お客様は日々忙しいとの事でしたので、時間や手間を掛けず排水系を洗浄出来る方法を幾つかアドバイスし、現場を後にしました。
今回最後に行ったパイプ洗浄液投入を始め、個人でも簡単・楽に行えるつまり予防法はあります。市販の用具や薬剤なら成分も弱く扱い易いですから、知識や経験が無くとも安心して作業出来ます。