
最近、急に水道料金が高くなった気がする
いつもちゃんと掃除しているはずなのに床がいつもぬれている
ハンドルをギュギュっとしめたのに水がずっとポタポタと……?
こんな悩みはありませんか?
私は
・水まわりに関することならおまかせのプロの集まり
・1994年の設立以来ずっと水まわりにおける「困った」を解決
こんな会社の現場ワーカーとして、長きにわたってお客様が持つお悩みと向き合っています。
この記事は、
・水道管における水もれを発見する方法
・水もれをみつけた際すべきこと
・適切な調査及び修理をやってくれる業者をどう探すか
について、押さえるべきコツ及びやりかたを述べていきます。
先に結論を言うと、水道管からの水もれを放置すると、水道料金が跳ね上がるだけでなく、家財などにも被害を与えてしまうでしょう。けれどもこれからお教えするコツさえ知っていれば、誰でもらくらくで水もれの修理&修理手配ができますよ。
こちらの記事を最後まで読みさえすれば、あなたはもうこんな心配はなくなります。
・何十万円もの水道料金の請求書が届いて、せっかくのボーナスが消える
・絶え間ない水のポタポタ音でストレスがMAXに
・修理がうまくいかず、その後依頼した業にも高額請求をくらう
こんなことにはもうバイバイしませんか。
この記事を読むだけで誰にでもできるので、どうか最後まで読んでくださいね!
こんな症状は水もれサイン!
水道管から水もれしている兆候としては、こちらがあるでしょう。
便器を使っていないんだけど水が流れ続けている
洗面所の水道管の配管の継ぎ目からしずくが出続けている
かたくしめたはずの蛇口より水滴が止まらない
耳をすませると「シューッ」と妙な音がする
もし、一つでも当てはまるものがあれば、この後で述べるチェック方法にて確かめましょう。
水もれのチェック方法
1 料金の明細書を調べる
集金の人が自宅にやってきて対面で現金を手渡していた昔とことなり、最近では、水道料金は銀行口座から自動で振り落とされる人も多いことでしょう。ですから、毎回の請求明細をしっかりと見ていない人もおられるかもしれないですね。しかし、
・大きい洗濯機に買い替えた
・暑くなったから家族がよくシャワーを使うようになった
・お風呂のリフォームで大きい浴槽にした
・子どもがお庭でプールを楽しむようになった
など、
「これだ」という原因がないにもかかわらず、急に水道使用量が増えたときは要注意です。
実は水道管の水もれは、キッチンやトイレなど分かりやすい形で見える場所からだけじゃあありません。場合によっては
地面や天井、壁の中でひそかに進行している可能性もあるからです。
ですから、水道料金の明細書はこまめに確認し、
少しでもおかしいと感じたら漏水を疑ってみてください。
2 トイレやキッチンの調査
・朝一番にトイレに入ったら、床にみずたまりができていた
・誰も水をこぼしていないんだけど、台所の敷物がぬれちゃっている
このような現象も、実は漏水が引き起こしている可能性があります。とくに毎日使用するトイレや台所はこまめに確認するとよいでしょう。寝る前にタオルなどを床に敷き詰めておくと、漏水箇所が突き止めやすいですよ。
3 家の蛇口を閉めて水道メーターを確認する
「おかしいなあ」
という事象が見つかったら、事前に家族に告知した上で、
家の中の水を一切使わない状態にしてください。そのとき、
メータのパイロット部分がくるくる回っている、あるいはチカチカしている。
こんなときはメーターから蛇口までいずこかで水もれが発生中である危険性が高いです。
4 自分ではわからない場合はプロへ依頼を
「家のどこかでたしかに水もれているのに、それがどこなのか分からない」
こんなときは専門家に調査&修理を依頼しましょう。専門家であればプロの技と経験で、壁の中や地面の中の漏水といったものまで正確に発見し、修理をしてくれますよ。
※漏水調査を自分で行う方法を知りたい方はコチラのページでご確認できます。
水もれしていると思ったらまずこれを!
1 最初に水をとめる
水もれしている箇所をつきとめたら、補修材やテープなどでさっそく補修する……前に、水を止めましょう。もしも水をストップさせる前に分解や修理などの作業にかかってしまうと、下手をすると水が大量に噴き出してきて大惨事となります。
①止水栓をしめる
トイレ及び台所などならば、それぞれの配管についている止水栓を時計の針と同じ向きに回せば水がストップします。そのまま手でできるパターンと、工具などを必要とするパターンが存在します。このとき何回回したかを記録しておくと、あとからの復旧作業がスムーズになりますよ。
②止水栓がダメなら元栓で
もしも止水栓がない箇所の水もれや、あるいは錆びついていて動かせないときなどは決してムリをしてはいけません。そうしたときならば家全体の元栓にてストップさせるとよいです。
元栓はメーターのとなりにあるパターンが多いです。
2 現場の記録をする
とりあえず水が止まったら、次に手持ちのスマホなどで現場の撮影と記録をしましょう。できれば静止画だけじゃなくムービーで問題の場所を撮影するとよいでしょう。
「水もれで家じゅうがプールのようになった様子をYouTubeにアップして、修理費を稼ぐの?」
こう思われる人もおられるかもしれませんが、それは違います。
水もれ現場の様子を記録しておけば、今後の修理依頼や、火災保険の支払い、あるいは隣家との保障交渉などにも用いることができるからです。
自宅でできる応急処置法
さて、止水栓や元栓では水が止められない。あるいはトイレなど、
どうしても使用を続けなくてはならないケースも当然あるのではないでしょうか。
こんなときに役立つのが
応急処置法です。ただし、こちらを用いるときには留意すべき点がありますので、以下の点を承知の上で実施してください。
1 応急処置時の注意点
1.1 あくまで一時的なケアとして用いる
ここで紹介する応急処置法は、あくまでも
本格的な修理前の一時的なケアとして用いましょう。仮にそれで一時的に水がもれることが防げたとしても、根本的な問題が未解決ならば、いずれ再発してしまうからです。
ですから、あくまでこれはDIYの準備が整うまで、あるいは適切な修理業者が見つかるまでの
仮処置だということを念頭においてください。
1.2 小規模の水もれ箇所だけに限定する
ここでご紹介する補修材やテープを用いたケアは、パイプにちょっとヒビが入った程度の原因による水もれにしか対応できません。管全体がバーストして噴水のように噴き出しているような場合だと
役に立ちませんので要注意です。
1.3 場所や用途に合わせて正しく行う
補修材やテープを用いるときは、前もって
取扱い説明書をしっかりと読んで、正しい手順で行うようにしましょう。
また、デコボコしたところにワイドタイプの補修テープを使うとシワができやすいので不適合ですし、巻き付け方にもコツがあります。
最近はタダで見られる動画などでも解説用ムービーが多くアップされていますので、そうしたものを参考にするのもよいでしょう。
2 テープを使う方法
水もれ箇所に耐水性のあるテープをぐるぐる巻きつけることで、水もれをストップさせます。
テープには
・ポリエチレン製テープ
・仮補修用テープ
・シリコン自己融着テープ
などがありますが、水もれしたパーツなどに合わせて使い分けましょう。
【やり方】
①まきつける箇所の水やゴミをふき取る
キレイな状態にしておかないとテープがしっかりとくっつきません。
②必要分テープを切り取る
③患部の周辺からテープを巻きつけていく
水もれ箇所だけでなく、まわりもいっしょに巻いていくのがポイントです。このとき、
・シワをつくらないようにひっぱりながら
・スキマのないようにびっちりと
まいていきましょう。
④さらに上からビニールテープなどを巻いて補強する
こうすることで強度が増し、テープの剥がれが防げます。
3 補修材もいっしょで使うやりかた
ここではテープと一緒に補修材を用いるやりかたです。
【やり方】
①まきつけるゾーンの水及びゴミをふき取る
②補修材を取りだし練り上げる
このあたりは取扱い説明書の記述に従ってください
③患部に塗りこむ
④固まったら、その上からテープをまきつける
補修材単独だと水圧の関係でスキマができる可能性があります。そこで上からテープを巻くことで、より密着度を増すことができるのです。
もしも水もれを放置すると?
1 水道料金の請求額がヤバくなるかも
「ちりも積もれば山となる」
ということわざがありますが、ちょっとした漏水だったとしても長期間に及ぶとすごい水量となってしまうこともあります。以前ネットニュースにて報道されたケースですと、ある芸能人が別荘にて起きていた漏水に気がつかなかったため、あとから数十万円もの水道代を請求されたなんてものもありました。
ただし、ある一定の条件を満たせば、超過分の水道代の請求を減額してもらえる可能性もあります。これについては、後ほど紹介いたします。
2 家財への被害拡大
もしも水もれが長期化してしまうと、それによって壁及び床にかびが生えたり、壁や床そのものもボロボロになる危険性があります。さらには、発見が遅れると家具やその中に収納されているものにも被害が及ぶ可能性も考えられます。
加えて、床に水が落ちていることによって転倒したり、カビの生えた部屋で生活し続けることによる健康被害なども心配になります。
3 近隣住民とのトラブルになることも
一戸建てならば自宅だけで納まる漏水被害も、アパートやマンションだとそうはいきません。自室で発生した水もれが床を貫通し、下の階の部屋の天井から室内にまで及ぶこともあります。そうなるとその部屋の家具や家電などにも被害が及ぶことになるので、損害賠償を請求されることも十分考えられるでしょう。さらにその処置を巡って近隣の人と険悪な関係になってしまう危険性もあるのです。
業者に連絡?その前に
「応急処置も済んだし、さあ、修理業者を探そう」
と、あわててスマホやパソコンで検索しようとしている方は、そもそも御自身で業者を探す必要があるかを今一度考えてみましょう。
というのも、諸条件によっては
必ずしも自分で業者を探さなくてもいいケースもあるからです。
1 自分での修理依頼が不要なケースも
1.1 敷地の外や道路
これは大前提としての話なのですが、基本的に
水道メーターから外側(道路側)の水道管からの水もれは住民が修理をする
必要がありません。こんなときは
地域の水道局に連絡すれば、あとは水道局の職員の人、あるいはそこから委託を受けた人が修理してくれるはずです。
ただし、水道メーターよりも家屋側、つまり宅地内は、自分で対応する必要があります。
1.2 別の管理者がいる場合
もし、あなたが一軒家に住んでおられるのであれば、まずは
ハウスメーカーの営業担当者に連絡しましょう。基本的にハウスメーカーには専属の修理業者がいるはずなので、近日中に修理の手配をしてくれるでしょう。
また、アパートやマンションなどであれば、
コンシェルジェさんなどの管理責任者に相談するのもよいですね。こちらも専属業者が決まっているはずですので、あとはその指示を仰ぎましょう。
2 DIYで直せるケースもあり
実は一言で水道管からの水もれといっても、原因はさまざまです。
もし配管そのものに傷などが入って破損してしまっているのであれば、一般の人ではどうしようもできません。しかし、場合によっては部品を取りかえたり、ゆるんでいる部分を締め直したりするだけで直せてしまう場合もあります。つまり、すべての水もれにおいて必ず業者の手が必要とは限らないんですね。
具体的には次の段落で詳しく説明していきます。
自分でDIYする方法
ここから、DIYにて水もれを直す方法を述べていくとします。
なお、
こちらのページでは各作業の動画が見られますので、細かいところを知りたい場合はぜひ参考にしてください。
1 パッキンを交換する
水道管や蛇口は金属で作られていますが、そのパーツ同士の間にあってスキマからの水もれを防ぐ働きをしているのが
「パッキン」です。これはゴムにて作られているため定期的に取り換える必要があります。
一般的な家庭における水道において使用されているこちらのパーツの寿命はおよそ10年。
わたしどもが手掛ける水もれ修理でも、パッキンの摩耗によるものがかなりの割合を締めています。
けれども、パッキンの交換作業自体にはそれほど特別な技術は必要ないため、
御家庭で取替を行うことは十分可能です。
水廻りにおいて使われるものには以下のラインナップがあります。
- 平パッキン
- コマパッキン
- 三角パッキン
- Oリング
- Uリング
交換を行う際、
元々ついているパーツと全く同じもので揃える必要があります。そんなときには水道の水栓やレバーに記されているメーカー名や品番を頼りに探し出しましょう。もしどうしても分からないときは、今使っているパーツをお店に持っていって店員さんに聞くという手もありますし、スマホで撮影して写真を見せて尋ねる方法もありますよ。
交換作業時にはこんなツールがあると便利です。
- 各種レンチ
- ペンチ
- ドライバー
- ピンセット
- タオル
- バケツ
おおよその作業手順は以下です
- 止水栓などで水をストップさせる
- 蛇口のカラービスとハンドルをペンチを持ちいて取り外す
- ナットを外す
- 古いパッキンを取り除き、新しいものに替える
- とりはずした部品を元に戻す
2 接続部分を締め直す
パッキンの摩耗に並び、配管の継ぎ目からの水もれの要因として多いのが、
ナットのゆるみです。長期間使用していると、地震やその他いろんな要因によっていつの間にかナットが緩んでくるなんてことも。こんなときは
工具を使ってもう一度しっかりと締め直すことで、水もれが直せることもありますよ。
3 部品を新しくする
一方、台所などでよく採用されている
レバーが1本だけの水栓における水もれの要因として多いケースは、
バルブカートリッジといわれる部品トラブルによるもの。
このパーツは基本的には修理が難しいため、トラブルが起きたならば、すみやかに新しいものに取り換えるのがよいでしょう。
購入時にはメーカーやDIYショップにて入手するか、あるいはネットなどでも販売されています。蛇口に記載されている型番などを参考に、現在ご使用のものと同じパーツを準備しましょう。
取りかえる方法は以下です。
- レバーハンドルを取りはずす
- スパウトを取り除く
- フロント部分のネジを緩める
- 新しいパーツに交換する
- これまでとは反対の手順で蛇口を元通りにする
これまでご紹介したやりかたで大抵の水もれはリペアが可能です。しかしこれらの処置をしても直らないときや、作業の途中でトラブルなどが起きて続行が難しくなったときなどは、決してムリをすることなく、
プロの手を借りるようにしてください。
下手にいじり過ぎることで、かえって水もれがひどくなってしまうケースもあるからです。
ぼったくり業者を排除する方法
修理を依頼する業者をセレクトする際には、きちんとした業者を選ばないと、いいかげんな処置をされて漏水が再発したり、あるいは不当な高額請求をされてしまう危険性があります。
ここからは、高額な請求をぼったくってくるような業者を避ける秘策をお教えしましょう。
1 選ぶ基準
1.1 水道局指定店であるか
ちゃんとした会社を見分けるために欠かせない、ある一つの目印があります。それはいわゆる自治体からのお墨付き、要するに地域の水道局から、
「こちらの会社は一定の基準を満たしており、安心して住民の皆さんの上下水道に関わる工事を任せられるよ」
という認定を受けているかどうかです。
この認定業者を知りたいならば、在住市町村の公式HPにアクセスすれば、事業所名や住所等が分かるはずです。
認定を受けたところにはそれぞれの番号が割り振られます。もし頼もうとしているところが適正がどうか知りたければ
「指定給水装置工事事業者番号を教えてください」
と言えばすぐに分かるでしょう。
1.2 伝統と実績があるか
基本的にビジネスというものは、
お客様からの信頼がなければ存続していくことができません。ぼったくり業者の中には、いい加減な作業や不当な高額請求である程度お金を貯めたら、意図的に倒産してドロンし、また別の名前で悪徳行為を繰り返すところもあるようです。
現に日本国内でも、10年間存続することができずに倒産していく企業が大多数です。
それだけに、
昔からずっと事業を継続している、つまり伝統がある業者は信頼ができるといえるでしょう。
さらに信頼できる業者は公式ホームなどに
年間の対応件数や、実際の修理事例などについても細かく掲載しています。
事前にホームページに目を通しておくと、その業者のある程度の実態はつかめることでしょう。
1.3 適正価格か
もしも、現場をしっかりたしかめもせず
「水道管の修理はすべて500円です!」
といった感じで格安価格を提示するような業者ならば、やはりちょっと怪しい業者である可能性が高いです。こんなところは、後から追加で高額な支払いを強いられてしまうかもしれませんよ。
ですので、やはり
現場の状態をしっかり確認した上で、なぜその価格になるのか、算出根拠を明確に答えられる業者をセレクトするべきです。
1.4 すぐに来てくれるか
いくら評判のよいところでも
「今予約がいっぱいなので、3日ほど待ってください」
と言われてしまったらとしたら、どうでしょうか。
家の中は止水栓などで水がストップされており、トイレにいくのにも不自由する。そんな中ですぐに来てくれないというのは本当に困りますよね。
ましてや、夜間などの移動が難しいお年寄りや小さなお子様がおられる御家庭ならなおさらのことです。できれば
「〇時にお伺いします」
と具体的な時間をしめしてくれるところだと助かりますよね。
ただし、早く来てくれる業者=よいところ ではない場合もありますので、他の条件も加味した上でセレクトしてください。
2 いくつかのところよりみつもりをもらう
お住いの地域の認定業者を数社ピックアップできたら、次にそこから見積書を発行させましょう。なおこの際には、
必ず無料で出してくれるところを選ぶようにしましょう。
また、そのとき、社員の人の態度などもチェックしましょう。身なりが不潔だったり、感染症対策が不十分だったり、横柄な物言いをするようなところは避けたほうが無難なです。
そのようにして数社からの見積書を入手したら、できれば最も高額なところと低額なところは除外してから、どこに頼むか決定するとよいでしょう。
当社における対応
ここで、当社について説明をさせていただきます。
当社はもちろん水道局から認定を受けています。そして過去1年間で当社がかかわった実績は全部合わせて約50000件! まさに水廻りのプロたちが集う会社なのです。
さらに、料金は全国どこでも変わりなくて
基本料金の5000円 に加えて、作業料及び材料費
このほかに各種割引き制度を備えています。
また、全国各地に拠点と協力店があるので、一番早くて15分で御自宅にかけつけることが可能。
電話も、元日も夏休みも黄金週間も一切問題なし。早朝から真夜中まで丸一日中専門スタッフにて受け付けていますよ。
ココを聞きたいQ&A
Q 水もれには火災保険が使えるって聞いたけど?
A 水もれ修理そのもの→×、水濡れによって起きてしまった損害→〇
火災保険はその名とは裏腹に、
実は風災、水害などの自然災害や、水濡れなどによって建物や家財に損害が出てしまった際にも適用されることがあります。
「だったら、台所やトイレなどの水道管の水濡れを直す費用も全部火災保険で賄えるの?」
それはちょっと違います。
水もれ修理そのものには適用されないのです。
厳密に言えば
水ぬれによって起きたダメージに対して、火災保険にてお金を出してくれるケースもありうるということですね。
要するに、例えばキッチンで起きた水もれのせいで壁紙や床が深刻なダメージを受けてしまったら、火災保険よりその修繕費用が支払われるチャンスがあるということ。
また、集合住宅等では、台所で発生した水もれが下の居室にまで届いてしまったというケースも想定されますね。
そうなるともちろん、下の階に住んでいる人へ、家具や家電に与えた損害を弁償しなければいけない……。こんな時こそ火災保険が活躍するかもしれないのです。
さらに、一言で「火災保険」といっても、その内容はまさにピンからキリまで多種多様。ですから、お金を安く抑えようとして補償内容が充実していないプランを選んでしまっていると、水もれには役に立たないケースもあります。
今一度、御加入の契約内容をチェックされるといいでしょう。
Q 補償は火災のみに限定されているんだけど?
A 正直言うともったいないです
水廻りプロの視点からすると、こんな保険の入り方はちょっともったいない気がします。
なぜなら、人がその生涯の中で自宅が火事にあう確率はごくわずか。
一方で、保険料の支払状況でもっとも多いのは、実は水濡れの被害によるものなんです。水道設備は毎日、しかも長期間にわたって使用するもの。だからそれだけ不具合がおきる確率は高いということ。
だからこそ、火災保険に水もれ補償をつけないのはいろんな意味でもったいない気がします。
ちなみに、御加入中の火災保険がどんな補償を付帯しているかを詳しく知りたい場合は、保険証券の内容をしっかり確認しましょう。
もしも、「うちの保険証券はどこにあるかな?」という状況ならば、窓口に問い合わせるといいですよ。
Q 補償対象にならないケースもあるの?
A あります
「トイレの水もれで床や壁紙が傷んでしまったらから、火災保険で補償してもらおう」
こう思ったものの、どうしてみずもれが起きたのか。その理由次第ではお金が払われないケースもあるのです。
〇経年劣化によるもの
「長年使っていたからパッキンのゴムがどろどろになっていた」
こんな水もれは適用外になることが多いです。
〇故意の行為によって引き起こされたもの
故意=意図的に行った行為 という意味です。となると、
「うちの姑、マジうざいからトイレの配管に穴を空けてやれ」
といった悪意に満ちた行為はもちろんですが、(というか犯罪行為なので絶対にやらないでください!)
「トイレの水を節水しようと思って、ペットボトルをタンク内に設置したら、それが水もれを引き起こしちゃった」
とか、
「自分でパーツを取りかえようとしたがうまくいかなくて」
といったケースでも
「故意」と認定されてしまう可能性があるんです。
水道管に関する修理はDIYでもできますが、腕に自信がない場合はムリをしないほうがよいでしょう。
〇天災によるもの
最近では、ゲリラ豪雨や台風などにより、トイレが逆流したり水もれが発生するケースが増えています。
この場合、火災保険においては
「水害扱い」になるため、
「水もれ補償」だけでは補償してもらえなくなってしまうのです。
〇水もれによって壊れた家財
水もれによって損害を受けた
壁紙や床に対して火災保険でお金を払ってくれる可能性があるのはこれらが「建物」扱いであるためです。
一方、一般的には
ウォッシュレットなどのトイレの便器・設備は「家財」扱いとなります。
ですから「家財」の保証がついていない契約では、水もれによって壊れたシャワー便座への補償はありません。ウォレットは物によっては10万円以上はしますので、この点も注意が必要です。
なお、保険金の不正請求を防ぐ観点から、請求の時には専門家による
現地調査が求められるケースが多いです。
当社のような専門業者であれば、修理だけでなく保険金の請求の際にもお役にたつことができます。水もれでお困りの際にはぜひ相談してください。
Q 水もれで増加した水道料金が返ってくるケースがあるそうだけど?
A 水もれの状況や原因次第では利用可能な制度が存在します
水もれの状況や原因等によっては、
「漏水証明書」を水道局に提出すれば、水もれによって増加した水道料金の減免を受けられるケースもあります。当社は
指定業者ですから、
調査の後このような「証明書」の発行が可能です。
※詳しくはお住いの地域の水道局にお問い合わせください
まとめ
自宅の水道管が水もれしたときの対処法は以下。
・まずは水をストップさせよう
・すみやかに応急処置をして修理を手配しよう
・指定業者から相見積もりをとって業者をセレクトしよう