トイレのつまりを30分で解決、お客様から喜ばれました
かなりお困りになられていたのが、いただいたお電話の声で分かりました。ご高齢と思われる女性からで、トイレがつまり、まったく水が流れない状況だということでした。お話を伺うと、遊びに来ている6歳の男のお孫さんが、悪戯をしてトイレに大量のトイレットペーパーを流したようで、水があふれそうになっているようでした。後から聞いたお話では、お孫さんは、お客様がおやつの準備をしている隙に、夢中になって3ロールのトイレットペーパーを次々に流していたようです。
教えていただいた愛知県日進市のご住所は、よく修理で訪れているエリアということもあって、迷うことなく20分程で到着。玄関で出迎えてくれたお客様の後ろには、ションボリした表情でお孫さんが立っていました。お客様はもちろん、お孫さんに早く安心してもらおうと、すぐにトイレに案内していただき、点検を開始。お電話でお話を聞いていたものの、水位の高さには驚きました。もう少しで、こぼれ落ちそうだったからです。また、かなりの量の紙の破片がユラユラと浮いていて、手強そうな作業になりそうでした。
状況を説明させていただくと、修理が可能だとお伝えしたからでしょう、ホッとされていました。新しいトイレの交換を覚悟されていたようですから、安心されたのもうなずけます。この種のトラブルは、高圧洗浄が定石です。しかし、排水管にセットして洗浄を始めたものの、トイレットペーパーのつまりが想像以上に大量だったせいで、長期戦になりそうでした。それでも20分くらい根気強く作業を続けていると、紙が次々に出てきて、ゴールが見えてきました。途中でお孫さんが流したと思われる小さなオモチャが出てきましたが、お客様には内緒にしておくことにしました。すべての除去が完了するまで、30分くらいだったと思います。お客様に水が流れ切ったトイレを確認していただくと、とても喜ばれていました。責任を感じていたのでしょう、少し離れた場所から作業の一部始終を見ていたお孫さんは、元通りになったトイレを覗くと、初めて笑顔を見せてくれました。帰り際、きれいに洗ったオモチャをこっそり渡すと、頭をペコリと下げ、照れ臭そうに受け取りました。
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