
- 投稿日: 2023/10/26
- 更新日: 2025/04/04
シャワーヘッドから水漏れする原因と自分で修理する際のポイント
「シャワーホースから水漏れが止まらない!」「自分で修理できるのかわからない…」そんな悩みをお持ちではありませんか?
この記事では、シャワーホースの水漏れトラブルの原因別に、具体的な修理方法や交換の必要性、そして水漏れを防ぐための予防策まで詳しく解説します。
ホース本体の穴あき、シャワーヘッドとの接続部分、混合水栓との接続部など、様々なケースに対応できるよう、わかりやすく解説しています。
さらに、シャワーホース交換を検討されている方に向けて、購入時の注意点や選び方も詳しく解説しています。
この記事を読めば、シャワーホースの水漏れトラブルを自分で解決できるだけでなく、快適なシャワーライフを送るための知識が得られます。
シャワーヘッドとは?
目次
シャワーヘッドとは、シャワーの先端にあたる部分です。ホースの中を通ってきた水を分散させて噴射する目的で取り付けられています。
一体型でなければホース部分とシャワーヘッドは取り外しが可能です。修理を検討する場合は、ホースとシャワーヘッドのどちらにトラブルが起こっているのか確認してから行いましょう。
選択するシャワーヘッドによって機能性が異なります。節水機能があるものやシャワーヘッド部分で水を止められるもの、浄水機能、マイクロバブル機能がついたものなどに交換も可能です。
シャワーホースの水漏れトラブルを解決!原因別に解説
シャワーホースから水漏れが発生している原因は、大きく2つのケースに分けられます。
・シャワーヘッドまたはシャワーホースから水漏れしている場合
・水栓(混合水栓)から水漏れしている場合
蛇口を閉めても水漏れが止まらない場合は、「水栓(混合水栓)から水漏れしている」可能性があります。
この場合は混合水栓ごと交換が必要となるため、止水栓を閉めてから、修理や交換について検討しましょう。
蛇口を閉めると水漏れが止まる場合は、「シャワーヘッドまたはシャワーホースから水漏れしている」と考えられます。
ここでは、「シャワーヘッドまたはシャワーホースから水漏れしている」場合の対処方法について詳しく解説します。
シャワーヘッドやシャワーホースから水漏れが発生する原因は、以下のいずれかが考えられます。
・シャワーヘッド内部のパッキンの劣化
・シャワーホース内部のゴム管の劣化
・シャワーホースの接続部分のOリングの劣化
・シャワーヘッドとシャワーホースの接続部分の緩み
・シャワーヘッドの穴の詰まり
・シャワーホースの破損
シャワーから水漏れが発生している場合、原因に合わせて対策が異なります。
ここでは、不具合の原因となりやすい箇所と、対策法について解説します。
ホース本体に穴が開いた場合の修理方法
ホースに穴が開いている場合、その箇所をテープで補修テープで補修することができます。
使用するテープは「自己癒着テープ」と「パワーテープ」の2種類です。
「自己癒着テープ」は伸縮性があり、テープ同士がくっつく性質を持っています。
そのため、凹凸のあるホースの表面にもしっかりと密着し、水回り修理に最適です。
穴が開いている部分の水気を拭き取り、自己癒着テープを3回以上巻き付けます。
その後、その上からパワーテープを数回巻き付ければ完了です。
シャワーヘッドとホースの接続部分からの水漏れ対策
シャワーヘッドとホースの接続部分から水が漏れている場合は、接続部分のパッキンやOリングの交換が有効です。
水栓を閉めて水を止めた後、ホースとヘッドを分解し、パッキンやOリングを取り外して新しいものと交換しましょう。
パッキンやOリングはホームセンターなどで販売されていますが、シャワーホースやヘッドに適合するサイズを選ぶようにしてください。
メーカー名や型番、必要であれば本体を持参して、サイズが合っているかどうかを確認することをおすすめします。
ホースと混合水栓の接続部からの水漏れ修理
ホースと混合水栓をつなぐ部分は、一般的にエルボと呼ばれるL字型の金具で接続されています。
この部分からの水漏れは、パッキンの劣化やエルボ自体の経年劣化が原因として考えられます。
エルボには、接続方法によって「カギ爪式」と「ねじ込み式」の2種類が存在するため、交換時には注意が必要です。
購入前に、現物を持参して確認することで、適切なエルボを選択できます。
シャワーヘッドからの水漏れを自分で修理する際のポイント
シャワーヘッドからの水漏れは、自分でも修理しやすいのが特徴です。
実際に修理に入る前におさえておきたいポイントを確認しましょう。
水漏れの原因を特定する
先に行っておきたいのが、水漏れの原因の特定です。
ヘッドを上にして水が止まる場合は残留水なので、問題ありません。
何滴か垂れるのは、シャワーの構造上仕方がないといえます。
ヘッドを上にしても水が垂れる場合は、バルブの不具合である可能性が高いです。
また、シャワーヘットの取り付け部分や、ホストをシャワー水栓の取り付け部分から水漏れが発生しているような場合は、パッキンの劣化を疑いましょう。
あらかじめ原因を特定しておくと、本当に交換が必要な部品のみを用意するだけで済みます。
まずは応急処置を施す
シャワーヘッドからの水漏れがひどい場合は応急処置を施しましょう。
蛇口をしめても水が止まらない場合、止水栓を閉めて対応します。
交換用の部品の規格・サイズを間違えない
作業開始前に交換用部品を用意することになりますが、交換用の部品は、製品によって規格・サイズが異なります。
正しいものを選択しないと合わずに使えなかったり、交換しても水漏れが直らなかったりすることがあるので、十分注意しておきましょう。
特にわかりにくく、間違えやすいものといえば、ゴムパッキン類です。
何となく似たものを購入してきたものの、合わなかったといったケースは少なくありません。
先に古い部品を取り外してそれをホームセンターなどの販売店に持参し、同じものを探してもらうと良いでしょう。
止水栓は閉めておく
各種修理を行う前に必ずしておくべきなのが、止水栓を閉めておくことです。
止水栓とは、水量の調整を行うための水栓のことをいいます。
シャワーの止水栓は、シャワーのホースが繋がっている蛇口の脚部分にあるので、確認しましょう。
マイナスドライバーを使って回すタイプのものが多いので、ドライバーの先端が入るような溝を探してみるとわかりやすいです。
ただ、シャワー本体に止水栓がないものもあります。こういったケースでは、壁の中に止水栓があるので、シャワーの止水栓を閉めるのは難しいです。
家全体の元栓を閉めて対応しましょう。ただし、家全体の止水栓を閉めるとトイレなども水が流れなくなるので、注意が必要です。
シャワーヘッドの水漏れの原因は経年劣化がほとんど
シャワーホースは、長年の使用により劣化し、約10年程度で交換時期を迎えることが多いです。
シャワーホースから水漏れが発生した場合、ホース本体やシャワーヘッドとの接続部分に問題がある可能性が高いと考えられます。
経年劣化によって、ホースに穴が開いたり、表面が裂けたりするだけでなく、接続部分のゴムパッキンも劣化し、水漏れが発生する原因となります。
ゴムパッキンの劣化は、密閉性を低下させ、水漏れを引き起こす可能性があります。
シャワーヘッドの修理を業者に依頼したほうがよいケース
シャワーヘッドの修理は、比較的簡単で個人でも対応が可能です。
ですが、すべてのケースにおいて自分で修理するのがおすすめとは言えません。
ここでは、シャワーヘッドの修理を業者に依頼したほうがよいケースについて解説します。
例えば、シャワーヘッドからの水漏れが解決できないときに無理に対応しようとすると事態が悪化する可能性もあります。
以下に該当するケースでは業者に依頼しましょう。
修理作業が苦手である
簡単な作業といっても、そもそもこれまで一度も修理作業を行ったことがなく、苦手意識を持っている場合は専門業者に依頼した方が良いです。
自分で修理する場合、特に怖いのがさらなる不具合や故障を招いてしまうケースだといえます。
例えば、止水栓が硬くてなかなか回らない場合、必要以上に力を入れたためにネジ穴がつぶれてしまうことも多いです。
ネジ穴がつぶれてしまえば回らなくなるので、注意しましょう。
力加減などがわからない場合に起こりやすいトラブルです。
あふれだす水の量がかなり多い
シャワーヘッドからたくさんの水が溢れてしまう場合は、個人で修理するのが難しくなります。
やはり、修理業者に依頼した方が良いでしょう。
もし、吹き出すような溢れ方をしている場合は、交換用の部品などを購入しに行っている間もたくさんの水が出続けることになってしまいます。
こういったケースではできれば先に止水栓を閉めて水を止め、修理業者に連絡しましょう。
自分で修理するのは緊急性がなく、ほんの少しヘッドからポタポタと水が漏れる程度までと考えた方が良いです。
開閉バルブが故障している
専門的な知識がなければ対応できないケースは、修理業者に依頼しましょう。
原因が開閉バルブの故障によるものだった場合、個人では対応が難しいです。
開閉バルブとは、蛇口から流れる水量を調節する役割を持つもののことをいいます。
修理の方法は複雑であり、全く知識のない方にはおすすめできません。さらなる故障を防ぐためにも専門業者に依頼しましょう。
水漏れの原因がわからない
水漏れの原因がわからないと、どこを修理すれば良いかもわからず、手が付けられません。
あれこれ行って失敗してしまった場合のリスクのことを考えると、自分で行うのはやめたほうが良いでしょう。
修理をしても水漏れが直らない
原因を特定して修理したものの、水漏れが直らないようなケースもあります。
特定した原因や修理方法を間違えている可能性が高いので、修理業者に依頼しましょう。
費用がかかることを考えて業者への依頼をためらってしまう方もいるようです。
ですが、再度修理してそれでも水漏れが直らなかった場合、本来であれば不要な修理をしてしまったことになります。
再度自分で対応しようとするとまた費用がかかるので、専門家に確認してもらいましょう。
まずは原因の特定から
いかがだったでしょうか。シャワーヘッドから水漏れする原因や、対策法について紹介しました。
まずは原因の特定から行い、自分で対応できそうか考えてみましょう。
無理に行うとさらなる不具合につながってしまう可能性もあるので、見極めが重要です。
自分で対応が難しい場合や、今すぐなんとかしたいトラブルが発生している場合は、生活水道センターまでご連絡ください。
24時間365日対応で、最短15分で到着可能です。緊急性がある水漏れのトラブルなどについてもご相談ください。
あらゆる水道トラブルの工事・修理なら生活水道センター
ぜひお問い合わせください。
監修者
濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任
- < 資格 >
- 管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト - 2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
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