鹿児島県鹿児島市の台所の水漏れ修理の記録
鹿児島県の鹿児島市の台所の水漏れにでお困りの客様のお宅へ訪問し修理を行った時の記録です。お電話をいただいたのは土曜日の午前中でした。ものすごい早口で焦っている感じの声でした。尋ねると「今朝急に何です。今までこんなのはなかったので、何か詰まらせてしまったのか原因不明なんです」。この手の電話はそんなに珍しくありません。突然起こる台所のシンク下の水漏れです。色々推理しながら吸水パイプ、排水パイプどちらにも対処できるように準備を整えお客様のお宅に向かいました。お役様のお宅は3階建てのマンションの2階の角部屋でした。築年数は10年以上は絶対経っているだろうと思われる外観でしたが中は不釣り合いにとても新しい感じでした。お客様が引っ越してきたのは2年前でその時に内装をリノベーションしたということでした。子どもはいなくてご夫婦だけの世帯で観葉植物が所狭しと置かれ熱帯魚も飼われていました。インテリアはモダン調で「素敵なインテリアですね」と言うと「主人がこだわっていて、結構お金をかけてるんです」と奥様が話されました。ご主人は不在で奥様が作業中は心配そうに見守られていました。「朝食のお皿を洗った後、水が漏れだして水浸しになってしまったんです」。「そうですか、吸水パイプと排水パイプ両方見てみますね」と伝えて始に吸水パイプを外して見ましたが問題なかったので「排水の方に間違いない」と確信しました。調べると油がびっちり付着していることが分かりました。上から高圧洗浄をして油を取っ払いました。奥様がたまに油を処理する凝固剤がなくなってしまうと直に流してしまっていたとまさかの告白をされました。実は自分はエコ人間なので「あり得ない」と実は少なからずショックを受けていました。「それじゃあ水漏れもするはずだよ」と言いませんでしたが顔には出てしまっていたと思います。でも、お客様だしとても申し訳なさそうだったので「流さなくても汚れとか少しずつ蓄積した分も関与していると思われますから、あまり気にしないで下さい」と伝えました。最後に玄関の熱帯魚の水槽の前で「早く治って本当に助かりました」と言われたので「この子達の仲間のためにも、台所のつまりのためにも油は絶対に流さない方がいいですよ」と言ってしまった後「また余計なことを」と後悔しました。「はい、もうしません」と奥様が笑顔でおっしゃいました。「何か上から目線な感じで申し訳ない」という気持ちで一杯になりました。でも結局、プラス思考のポジティブマインドなので「すっかり水漏れが治って喜んでもらえて午前中からいい仕事が出来たと」と後味は全く悪くありませんでした。
※画像をクリックすると大きい画像でご覧いただけます。
[記事一覧を見る]
