更新日
  • 投稿日: 2022/10/20
  • 更新日: 2024/02/09

トイレの手洗い管から水が出ない原因と対処法について解説

トイレで手を洗おうとした際に、手洗い管から水が流れない場合があります。 これは、故障なのでしょうか? 手洗い管から水が流れないと、タンク内が給水できず水が流せません。 トイレの水が流せないのは、かなり困ってしまいます。 トイレは一日に何度も利用しますし、流れないのは衛生的にもよくありません。

では、手洗い管から水が流れなくなった原因はどこにあるのでしょうか。
今回は、トイレの手洗い管から水が出ないときの原因と対処法についてご紹介いたします。

トイレのうえにある手洗い管から水が出ない原因

さっきまで使用していたトイレの手洗い管から水が流れなくなった原因はどこにあるのでしょうか。 いくつか考えられる原因をご紹介いたします。

止水栓が閉まっている

まず、止水栓が閉まっている場合です。 手洗い管の水が出ない場合は、止水栓の確認をしてみましょう 。 トイレには、流れる水の量を調整する止水栓が設置されています。 蛇口のような役割で、止水栓が閉まっているとタンク内に水は流れません。 通常であれば、止水栓は栓が開いている状態がキープされています。 開いている状態の止水栓が閉まっている状態であれば、誰かが閉めた可能性があるでしょう。

比較的、止水栓は低い位置に設置されています。 小さい子どもがいたずら感覚で、閉めてしまったのかもしれません。 いたずら以外にも、掃除の際に、止水栓を閉めて開け忘れていた場合もあります。 また何かの拍子で、閉まった可能性も考えられます。 止水栓の状態を確認して閉まっている場合は、マイナスドライバーなどを使い、栓を開けましょう。

ボールタップの故障

ボールタップは、水位に応じて給水の指示を伝える役割があります。 給水管とホースを繋いでいる重要な部品です。 手洗い管は、給水管から直接流れているわけではなく、ボールタップのホースを通して水が流れています。 そのためボールタップが故障している場合、手洗い管から水が流れない可能性があります。 手洗い管から水が流れない場合、ボールタップからホースを取り外して故障の有無を確認してみましょう 。 ホースを外している状態で浮き球が下がっているのに水が出ない場合は、ボールタップの故障が原因です。 ボールタップが故障している場合は、新しいボールタップに取り替えが必要です。

浮き球の故障

次に、浮き球の故障です。 浮き球が上下運動を行うと、水はボールタップを通して流れたりとまったりします。 トイレで水を流す際、レバーを回すと水が流れます。 これはタンク内で浮き球が上下運動を行っているからです。 タンク内に水が溜まっている状態のとき、浮き球は上に浮き上がります。 レバーを回して、水を流すとタンク内の水が無くなり浮き球が下に下がります。 下に下がると水が流れなくなり、タンク内の水が溜まるまで浮き球は浮かび上がりません。 このように浮き球は、水を流す、溜めるといった動作を行う部品です。 この上下運動がタンク内で正常に行われないと、水が出ないといったトラブルに繋がります。

手洗い管から水が出ないときは、浮き球の位置や状態を確認しましょう 。 浮き球が下に下がっていて手洗い管以外からの水が流れている場合は、浮き球やアームが故障している可能性があります。 浮き球が故障している場合は、取り替えが必要です。 単体でも取り換えができますが、ボールタップとセットで取り換えも可能です。 反対に浮き球を下げても水が流れない場合は、浮き球ではなくボールタップに異常があるかもしれません。

ダイヤフラムの故障

ダイヤフラムは浮き球と連動して、水の出し入れの圧力を調節する役割をしています。 聞きなれないといった方も多いでしょう。 設置されているボールタップの種類によっては、すでに付いているタイプもあります。 水を給水する仕組みは浮き球と同じです。 浮き球と違い、ダイヤフラムはゴムパッキンで作られています。 ゴム製の商品は数年同じものを使用していると経年劣化します。 ダイヤフラムの故障が原因で、手洗い管から水が流れない場合もあるため、定期的な交換が必要です。

劣化しているダイヤフラムをそのまま使用していると、圧力の調節が上手くできなくなります。 圧力を調節ができなくなるとボールタップに適量の水を流せなくなり、手洗い管から水が出ないといったドライブにも発展します。 ダイヤフラムの寿命は5年と言われており、定期的な交換が必要な部品です

またトイレの型番によっても合う、合わないがあります。 合わないからと言って、無理に取りつけてしまうと水漏れやボールタップなどの破損にも繋がります。 交換を検討している場合は、トイレの型番を確認して正しいサイズのものと交換しましょう。

フィルターの詰まり

手洗い管の種類によっては、フィルターが取りつけられている場合があります。 フィルターに砂やサビが溜まってしまい流れを止めている場合もあります。 フィルターの交換や歯ブラシで汚れを取り除くなど、定期的な清掃を行いましょう 。 フィルターのつまりは、数日間でつまるものではありません。 数か月、数年と蓄積された汚れです。 そのためフィルターがつまりだすと手洗い管の水の出が悪くなるといった症状が出てきます。 手洗い管の水量が減っていると感じたら、フィルターがつまっている可能性があります。

ジャバラホースの故障

ジャバラホースは、水を給水管から手洗い管に流す役割の部品です。 ジャバラホースが故障していると、正しく手洗い管に水が流れなくなり、水が出ない事態になります 。 破損以外にもジャバラホース内に異物がつまっている可能性もあります。 排水管のように太いホースではないのでゴミが詰まってしまい、水が出ない場合もあるでしょう。 ジャバラホースが故障している場合は、ホース自体を交換しましょう。

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トイレの手洗い管から水が出ないときの修理方法

手洗い管から水が出ない場合、修理する必要があるでしょう。 手洗い管の修理は、個人でも行えますが部品によって方法が異なります。 誤った方法で修理してしまうと、トイレ自体が故障してしまう場合もあります。 注意して修理を行いましょう。

ボールタップと浮き球の交換方法

ボールタップと浮き球には、トイレの水を流したり溜めたりする役割があります。 手洗い管から水が流れない場合は、浮き球の位置が間違っておりボールタップが破損している可能性もあります。 浮き球の位置が違う場合は、位置を直すだけで大丈夫です。 しかし 浮き球が破損している場合は、交換する必要があるでしょう

ボールタップには、浮き球がついているタイプと付いていないタイプの2種類があります。 まったく別のものに感じますが、給水管と手洗い管の接続位置が合っていれば、代用が可能です。 フロート部分に浮き球と同じ役割をする部品が接続されているため、同じ働きをします。 本来であれば、同じ種類のボールタップと浮き球を交換に使用するのがいいでしょう。 ただ、メーカーによっては、廃盤になっている場合もあります。 同じものが手に入らない場合は、浮き球なしのボールタップを選んでみてもいいかもしれません。 では、実際にボールタップと浮き球の交換方法は、どのような流れで行うのでしょうか。

手順

こちらでは、ボールタップと浮き球の交換手順をご紹介します。 ボールタップと浮き球の交換方法は下記のような手順で行います。

  1. 止水栓を閉める
  2. フタとカバーを取り外す
  3. 水を抜く
  4. 部品を取り外す
  5. 新しいボールタップを取り付ける
  6. 確認

いかがでしょうか。 全部で6つの工程があります。 手順ごとにそれぞれの内容を確認してみましょう。

1:止水栓を閉める

交換作業を行う前に止水栓を止めましょう。 止水栓は、水道の蛇口のように水量の調整を行う役割があります。 交換中に誤って水が流れてこないようにしっかり閉めておきましょう。 止水栓はマイナスドライバーなどで簡単に閉められます。

2:フタとカバーを取り外す

止水栓を締めて、水の流れを止めたあとに、タンクの蓋を取り外しましょう。 トイレのタンクの蓋は、うえに被さっているものと金具で固定されているものがあります。 金具で固定されているものはナットなどを使い取り外します。 メーカーやトイレの種類によって異なるため、設置されているトイレに合わせて正しく取り外しましょう。 トイレタンクの蓋は、かなり重さがあります。 取り外した際に、落として怪我をしないように注意しましょう。

3:水を抜く

手洗い管から水が流れなくても、トイレタンク内には水があります。 交換する際にあふれ出ないよう、レバーを回して予め水を抜いておきましょう。

4:部品を取り外す

給水管に取りつけられているナットとツバ付きのナットを、モンキーレンチを使い取り外しましょう。 2つのナットが取れれば、ボールタップは取り外せます。

5:新しいボールタップを取りつける

古いボールタップを取り外したあとは、新しいボールタップを取りつけます。 取り付け手順は、外したときと逆順で行います。 ボールタップや浮き球単体を交換したい場合は、本体部分を取り外した状態で交換して取りつけましょう。

6:確認

取りつけが完了したら、止水栓を開いて水をタンク内に入れていきます。 オーバーフロー管の2〜3cm下あたりで水がとまるか確認しましょう。 目安より下で水がとまったり、上回ったりした場合は、浮き球を回して水位を調節します。 調節しても変化がない場合は、浮き球の棒のつけ根をペンチなどで曲げて角度を調節しましょう。 力が強過ぎると、破損してしまいます。 少しずつ曲げて破損しないようにしましょう。

ダイヤフラムの交換方法

ダイヤフラムは、浮き球レバーの下にあるナット部分に使用されています。 水を流す水量などを行う調節弁として使用されている部品です。 ダイヤフラムは、タンクに水を溜めたり、水を流したりとトイレの一連の流れを行ってくれる部品です。 そのためトイレ動作に置いて非常に重要な部品でもあります。 ダイヤフラムが、破損してしまうと、タンク内に適量の水が溜まらないトラブルが発生します 。 タンク内に水が溜まらなければ、もちろん手洗い管からも水は流れませんしトイレが流せません。 そのほかにも水がとまらないなど、水の調節機能に不具合が起こります。

ダイヤフラムは、ゴム製のパッキンです。 非常に優れた部品ですが、長期間同じものを使用していると劣化してしまいます。 おおよその寿命が5年と言われております。 ほかの部品と違いずっと使い続けられる部品ではありません。 使用していく中で、水量に違和感があったらダイヤフラムを交換しましょう。

手順

ダイヤフラムの交換手順をご紹介します。 ダイヤフラムの交換方法は下記のような手順で行います。

  1. 止水栓を閉める
  2. フタとカバーを取り外す
  3. 水を抜く
  4. 部品を取り外す
  5. 新しいダイヤフラムと交換する
  6. 確認

いかがでしょうか。 全部で6つの工程があります。 手順ごとにそれぞれの内容を確認してみましょう。

1:止水栓を閉める

まず、ボールタップ同様に交換作業を行う前に、止水栓を閉めましょう。 交換中に水が誤って流れないようにします。 トイレタンクの低位置に設置されている場合がほとんどです。 止水栓を見つけたら、マイナスドライバーを使い閉めてください。

2:フタとカバーを取り外す

止水栓が閉まれば、トイレタンクの蓋を開けます。 重さがあるので、取扱いには十分注意しましょう。 トイレによって、被せているタイプと金具で固定されているタイプがあります。 ナットなどを使って金具を取り外しましょう。

3:水を抜く

水が出ない状態のトイレでも、タンク内には水が溜まっています。 交換中に溢れないように、予めタンク内の水を流しておきましょう。 水が流れない場合は、バケツなどですくいあげましょう。

4:部品を取り外 す

タンク内の水が除去できれば、ダイヤフラムを取り外します。 ダイヤフラムは浮き球の下に取り付けられています。 浮き球を先に取り外してから、ダイヤフラムを取り外しましょう。 浮き球は、うえに持ち上げれば取り外せます。 浮き球を取り外したあと、ボールタップを手で押さえてナットを手で回しダイヤフラムを取り出します。

5:新しいダイヤフラムと交換する

古いダイヤフラムを取り出したら、新しいダイヤフラムを逆手順で取りつけていきます。 ダイヤフラムはトイレの型番によって、大きさが多少異なる場合があるようです。 無理に取りつけてしまうと、水漏れや破損といったトラブルになります。

自宅のトイレの型番を調べて、適切なダイヤフラムを購入しましょう。 取り付ける際に、ボールタップの形に合わせて差し込みます。 ボールタップには溝の大きさに違いがあり、それに合わせてぴったり取りつける必要があります。 取りつけが緩かったり甘かったりすると水漏れを引き起こす原因にもなるからです。 取扱いには十分注意しましょう。

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業者に修理を依頼する料金相場

個人で修理する方法をご紹介しましたが、難しいと感じたら専門業者に依頼しましょう。 交換途中でも、分からない部分があれば無理矢理するのではなく、中断して業者にバトンタッチしましょう。 分からない状態で交換をしてしまうと、水漏れや故障など状況が悪化してしまう可能性もあります。 手洗い管から水が出ないのであれば、トイレも流れていないといった状態です。 誰でもすぐにでも直したいと思います。

業者に依頼すると、自分で交換するより費用がかかってしまうでしょう。 ただ確実に直してくれるといった安心感があり、すぐに直したい場合や夜間などであれば、利用を考えてみてもいいかもしれません。

業者にトイレの修理を依頼した場合、部品代と施工料金を足した金額が請求されます。 地域や時間帯によっては、時間帯割増料金や出張料なども加算されるでしょう。 ダイヤフラムの交換の場合、商品代や施工料金代などを合わせても1万円前後で修理してくれます 。 業者は、修理を行う前に、見積り金額を算出します。 依頼者が見積り金額に納得してから修理を行うので、金額の不安がある方は見積り金額を確認してから契約かキャンセルを選ぶといいでしょう。 業者によっては、見積り後のキャンセルが無料のところもあります。 状況に応じて、自分に合った業者を探してみましょう。

賃貸の住宅でトイレの修理が必要になった場合には、焦らずにまず大家さんか管理会社に連絡しましょう。こちらの記事では、トイレつまりの対処法とあわせて賃貸でのトイレの修理費用について詳しく説明しています。ぜひ参考にしてみてください。

賃貸でトイレつまりが起きたときの正しい対処法とは

自分に合った業者を選定しよう

いかがでしょうか。 今回は、トイレの手洗い管から水が出ないときの原因と対処法についてご紹介いたしました。 トイレは、1日に何度も使用する場所です。 水が出ない状況になれば、すぐにでも直したいと思います。 出ない状態を放置してしまうと、生活に支障をきたしてしまいます。 そのため自分で交換するといった方も多いでしょう。

原因によっては、自分での交換も可能です。 自分で交換する際は、原因と対処法を理解してから行いましょう。
交換部分によっては、ほかの部品を傷つけてしまい状況を悪化させてしまう危険性があります。 少しでも難しいと感じたら、業者に依頼するのもいいでしょう。
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監修者

濱本 孝一 Koichi Hamamoto
代表取締役
2001 株式会社生活水道センター代表取締役就任

< 資格 >
管工事施工管理技士
給水装置主任技術者
排水設備工事責任技術者
ガス消費機器設置工事監督者
ガス機器設置スペシャリスト
2級ガソリン自動車整備士
2級ディーゼル自動車整備士
美容師
管理美容師
< 趣味 >
ピアノ
ムエタイ
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