こんにちは。
実は焼きそばやお好み焼きについている紅ショウガがちょっと苦手な生活水道センター技術スタッフです。
私が現在勤務しています昭島市は東京都多摩地域の真ん中にあり、八王子市や立川市などと隣接しています。
現在は市域の大部分が玉川沿岸の台地であり、関東ローム層の黒い土に覆われていますが、大昔はこのあたりは海だったそうです。
その証拠に、1961年に昭島市内においてクジラの化石が見つかり、ほかにもサメや貝なども数多く発見されているそうです。
これがかなり珍しいクジラであったらしく、後に「アキシマクジラ」と名付けられました。
以後市内ではクジラ祭りがおこなわれたり、クジラロードができたり、はたまた図書館まで「アキシマエンシス」というクジラの名前がつけられてしまうなど、まさにクジラ一色の我が町といえるでしょう。
ちなみにこのクジラ祭り、新型コロナの影響でなかなか大がかりなことはできませんが、花火が上がったり、あるいはやたらと焼きそばの屋台がたくさん出店されたりするので、どこが一番おいしいか食べ比べをするのもかつての楽しみの一つでした。
では、そんな昭島市において、近ごろ急に水道代の請求額が上がったとしたら、どうしたらよいでしょうか。
今回ご依頼をいただいた昭島市内にお住いの方は、いつもはあまりしっかりと見ない水道料金の請求書をじっくりと見てみたところ、前回や前年同月の使用料などをみて、急に使用料が激増したことで漏水を疑われたそうです。
確かに、感染症対策などもあり、手などをこまめに洗う機会が増えたでしょうが、それにしてもあまりにも急激に水の資料量が増えたときは、御自宅でもできる漏水チェックをしてみるべきです。
一番簡単な方法は、家の中の蛇口を全てしっかり閉めた状態で、元栓のパイロットメーターが動いていないかを見るというものです。
今回の御依頼者さまも、そのようにして自宅のどこからか水もれしていると突き止められたものの、肝心の水漏れ箇所の特定には至らなかったそうです。
それも無理はない話で、水道の配管というものは天井や壁の中なども通っていますので、もしそういったところから水が漏れていたらとしたら、専用の道具などを使わないとなかなか特定が難しいんです。
今回は、サーモグラフィーを用いて、壁や土の中の温度を調べました。
もしも水が漏れていれば、そこだけ温度が低くなるはずなので、漏水を見つけるにはうってつけのツールなんです。
その結果、壁の中の水道管から水が漏れていることが分かり、その後必要な処置を行うことができたのでした。