はじめまして。生活水道センターの大阪府担当スタッフです。

大阪のおいしい食べ物といえば、やはりたこ焼きでしょうか。たこ焼きというと、いまや全国どこでも食べられるファストフードというイメージがあります。でも、大阪にはなんとあの世界のグルメ本、ミシュランにて「コスパが最高なグルメ」として掲載されたこともあるんですよ。

ちなみに、かの大阪城では、城の天守閣に近くなればなるほどたこ焼きの値段が上がるので、買い求めるときは注意しましょう。

さて、季節が秋から冬へと変化する中、やはり湯船にお湯をはって温かいお風呂に入りたいなあと思いますよね。そんなときに、

「そういえば、最近我が家の給湯器、調子が悪かったなあ

と気がつくことがあります。外気温の暑い夏でしたらさほど気にはなりません。しかしだんだん寒くなってくると、お湯の出が悪いとか、ぬるいものしか出ないだと、ちょっと大丈夫かなあと思いますよね。

実は、給湯器の寿命は一般的に十年ぐらいだと言われているんです。しかし、私の周りもそうですけど、やはり壊れない限り買い替えようとするお宅は少ないみたいです。

日本は電話1本ですぐ業者さんが来てくれて、修理及び交換も1日か2日で行ってくれるので、

「買い替えは致命的なトラブルが起こってからでいいや」

と考えてしまう人がたくさんいるんです。

しかし、最近、そんなのんきな考えを吹き飛ばすような、ちょっと衝撃的なニュースが入ってきました。

それは、

「給湯機の修理を依頼しても、部品がないからとすぐには対応してくれないことがある」

ということです。

実は、昨今の日本の給湯器メーカーでは、その部品の多くを海外、特にアジアの工場に依頼してつくってもらっています。ところが、このコロナ禍により、そうした海外拠点にも影響が及んでいるというのです。

とくに、この秋にはコロナの影響でベトナムがロックダウンを発令。10月現在、徐々にそれは解除されつつあるそうですが、やはり労働者が外出を禁止されたり、あるいは工場そのものが閉鎖されてしまう事態に陥っています。

そのため、国内メーカーでも、半導体や各種部品、そして給湯器そのものの不足が続いています。メーカーとしては企業努力でなんとかやりくりをしているのですが、希望する品によっては年内には届かないケースもあるそうです。

さらに、

「我が家の給湯器がいきなり壊れちゃったから、すぐに直してほしい」

というとき、これまででしたら、急いで補修や取替に必要な部品を取り寄せ、遅くとも2,3日で修理ができていました。しかし、最近ではどこを探しても部品がないために、修理ができないといった事態も起こっているのだとか。

これまでみたいに、

「こわれたらそのとき考えよう」

と思っていたらなおせない、あるいは買い替えすらできないといった危険性もあるんですね。

ですので、給湯器が変な音がするとか、なかなかお湯が熱くならなかったりしたら、すこし余裕を持った点検や交換を御勧めいたします。