こんにちは。現在群馬県全域の担当をさせていただいている、生活水道センターのスタッフです。
 
毎日の食事づくりなどでフル回転のキッチン。特に最近はステイホームで楽しむ日々が増えましたので、家庭で鍋や焼き肉などを楽しんだり、普段は作らない料理づくりなどにもチャレンジされている方も多いのではないでしょうか。
 
そんな中、弊社への御相談が増えているのが、
「キッチン排水溝の流れが悪くなってしまった」
「排水溝から悪臭がする」
といったものです。
 
これらはいずれも、排水溝が何らかの原因でつまりかけている兆候ともいえる現象なんです。排水の流れが悪かったり、変なにおいに悩まされている方は、排水溝が完全に詰まってしまう前に、一刻も早く対処することが重要ですよ。
 
そもそも、
「何か物を落としたわけでもないし、排水溝にごみを流したりもしていない。ごく普通の使い方をしているだけなのに」
と思われるかもしれませんね。
 
しかし、本来排水溝というものは、定期的にメンテナンスをしない限り、普通に使っていたらそのうち詰まってくるものなんです。
 
・油のついた皿をシンクで洗った
・調理済みの鍋やグリルを洗った
 
このような普通の使用でも、排水溝に流された油は排水管の内部にこびりつき、だんだんと管が細くなってきてしまいます。すると流れる水の量も減るので、余計に油がこびりつきやすくなって、ますます流れにくくなるということなんですね。
 
こんなとき、どうしたらよいか。
 
結論から述べますと、キッチンで油詰まりが起きたときは、「ラバーカップとパイプクリーナーにてトライ、それでもダメなら専門家に依頼する」がよいでしょう。
 
では、これらについて順番に見ていきます。
 

対処法①ラバーカップ

ラバーカップとは、主にトイレが詰まったときに使用される道具というイメージがありますよね。当然、キッチンで使う場合は、キッチン専用のツールを用意します。
 
ちなみに、トイレで使用する場合は、現在の日本の多くの家庭では「洋式用」を用いられると思いますが、キッチンでは「和式用」で選んでください。
 
作業時はフタ、ごみかご、ラップといったものを取り除き、ダイレクトにラバーカップを押し当てましょう。
 
そして力を入れカップを押しつぶすような形で空気を押し出す。そして一気に引き上げると、周辺にこびりついている油などが取り除けつまりはなくなるというしくみです。
 
詳しいやり方については、この記事の一番下のリンク先にて、動画で紹介しています。
 

対処法②パイプクリーナー

もう一つの方法は、家庭用のパイプクリーナーです。こちらは排水管へとこびりついた油汚れを、薬品の力にて溶かし流すという方法。
 
やり方はとても簡単。詳しいやり方は購入した製品の取扱い説明書に沿っていただけばよいですが、ざっと説明すると、最初に溶液を排水管に流し込み、しばらくそのまま放置します。時間が過ぎたらしばらく水を流し続ければ、溶かされた汚れが完全に流れ切って、つまりもなくなるはずです。
 

対処法③プロに依頼する

①や②を試してもダメだった場合、さらに高度な高圧洗浄機や業務用パイプクリーナーを使うという手もあります。しかし、それらはいずれも高額だったり、取扱いが難しかったりと、大なり小なりのリスクを伴っています。
 
だから、ここは決して無理をせず、速やかに専門家に調査や修理を依頼するのが、最もスムーズでリスクの少ない方法でしょう。
 
 

まとめ

 
キッチン排水溝にて油詰まりが起きたら、まずやるべきことは以下3つ。
  • ラバーカップ
  • パイプクリーナー
  • プロに依頼する

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